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創立110年のUPS、配送を能率化するためのロジスティクスとしてブロックチェーン技術に着目

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一世紀以上の歴史をも持つ宅配大手であるUPSは、ブロックチェーン技術が、グローバルサプライチェーン全体で荷物配送ロジスティクスを能率化するのに役立つと考えています。

木曜日に米国特許商標庁(USPTO)が公表した文書によれば、ジョージア州を拠点とするUPSはブロックチェーンと分散型台帳技術(DLT)を利用して複数の業者を含む国際的なサプライチェーンを通じて荷物を配送するための特許を申請しました。

UPSが2月16日に最初に提出した特許出願書では、配送業者は効率を高めコストを最小限に抑えるために配送経路を最適化するのにかなり熟練しているが、二つ以上の事業者の輸送ネットワークを含む出荷のロジスティクスを調整することは依然として難しいと説明されています。

「様々な配送業者が荷物を出発地から目的地まで異なる行程に沿って輸送することが好都合となるシナリオがあるかもしれません。しかし、様々な事業者の運送ネットワークを介して荷物の輸送を調整することは困難になるでしょう。 さらに、荷物を輸送するための特別な取り扱い要件がある場合、荷物の輸送を支援する様々な事業者のそれぞれが特別な取り扱い要件を確実に遂行することは困難になると言えます。」と出願書には書かれています。

UPSは、いくつかの実施形態において、変更不可能なブロックチェーン台帳を利用して、複数の配送事業者ネットワークを介して自動的に配送経路を指定する自律システムで、この問題に取り組むことを目指しています。

荷物が梱包設備にスキャンされると、システムはネットワークに接続された配送業者が提供するサービスに基づいて配送ルートを自動的に選択します。荷物が目的地に移動するにつれ、出荷に関する情報がブロックチェーン台帳に記録され、配送業者がそれぞれの業務を遂行しているかどうかを評価することができます。

申請書の作者は、そのシステムは形式により、スマートコントラクトを使ってサプライチェーン内の様々な関係者が配送業務を遂行した場合に支払いができる、連結したDLTネットワークに対応できるように構築されていることを記しています。
公的なブロックチェーンネットワーク上に構築されている場合、そのシステムはビットコインやイーサリアムのような分散型暗号通貨を使用してそれらの支払いを処理することさえできます。

「したがって、様々な実施形態において、台帳に記録されたデジタル通貨/資産を包括し、活用することができます。このようなデジタル通貨/資産(例えばビットコイン、イーサリアムなど)自体が、様々な荷物、サービスなどと交換可能な価値を有するかもしれません」と作者は記しています。

この記事の翻訳元
110-Year-Old UPS Eyes Blockchain to Streamline Delivery Logistics

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