仮想通貨の基礎知識

P2Pとはどういう仕組みなのか?P2Pとブロックチェーンの関係についても解説!

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P2Pは「Peer to Peer(ピア・トゥ・ピア)」の略称で、仮想通貨の取引でよく使われる用語です。P2Pはブロックチェーン技術には欠かせない存在で、仮想通貨だけではなく、様々な機器やアプリなどにも使われています。ここでは、P2Pとはどのような仕組みを持っているのか、ブロックチェーン技術との関係性について、詳しく解説していきます。

P2Pとは?

P2Pは通信技術のひとつで、端末同士で通信を行うネットワーク方式のことです。通常、通信を行うときは、クライアント・サーバと呼ばれるひとつのサーバーを介さなければならないのですが、情報のやり取りが多ければ多いほど、サーバーに負荷がかかります。その結果、サーバーダウンなどの障害が発生することがあります。

しかし、P2Pのサーバーは分散化システムを採用しているので、通信などにかかる負担が分散されます。中央サーバーが存在しないだけでなく、スケーラビリティの容量が高いうえに、ひとつの端末に障害が発生してもネットワーク全体への影響が全くありません。ちなみにスケーラビリティとは、コンピュータの拡張性を意味し、システムの規模や要求などに応じて柔軟性に対応できる適応力のことです。スケーラビリティの能力が高ければ高いほど、適応力が幅広くなります。

P2Pの仕組み

P2Pはクライアントの端末同士で行うネットワーク方式のことですが、それは一対一とは限りません。三つ以上の端末同士でも、同格であればP2Pネットワークが成り立ちます。イメージとしてはこのような感じです。

黒い線はすべてネットワークラインをイメージしてください。このように端末同士でネットワークが繫がっているので、中央集権型のサーバーは存在しません。

P2P技術は仮想通貨だけでなく、LINEやSkypeなどにも使われています。これらのアプリはP2Pネットワークを介して、音声やメッセージなどの通信のやり取りをしています。他にも、Winny(ウィニー)というファイル共有ソフトもP2Pを採用していますが、過去にはWinny事件が発生しています。

Winny事件に関する詳しい内容の説明は省略しますが、この事件がきっかけで、P2Pに対するネガティブなイメージを持ったと言われています。しかし、P2P方式を採用しているLINEやSkypeなどが普及したおかげで、P2Pの重要性を認識したと筆者は考えているというわけです。

P2Pとブロックチェーンの関係


ブロックチェーンとは“分散型取引台帳技術”のことですが、具体的な内容を説明すると、ブロックチェーンのブロックとは取引履歴という情報の塊をあらわし、チェーンはブロックを連結していくように保存する状態のことを指しています。

P2Pとブロックチェーンを組み合わせることで、取引履歴を分散化した状態で保存することができます。それだけでなく、高速送金や、送金手数料を安くおさえること、不正にデータを書き換えるのを防止すること、中央サーバーを介さないことなど、すべて実現しているのです。

まとめると、ブロックチェーンとP2Pは互いのデメリットを補う関係であると、筆者は考えています。

P2Pはブロックチェーンに欠かせない技術

P2Pはブロックチェーンにとって、なくてはならない存在と言っても過言ではないでしょう。仮想通貨を支えているのがブロックチェーンだとしたら、そのブロックチェーンを支えているのがP2Pだということになります。P2Pはブロックチェーンの機能を最大限に活かす技術でもあり、仮想通貨に限らず、どの経済分野でも注目されているというわけです。

特に金融、医療、不動産分野などに活かせると筆者は考えています。

おわりに

P2Pとブロックチェーンは、私たちの生活を便利にしてくれる技術と言っても過言ではありません。P2Pの技術を用いたLINEやSkypeが誕生して以来、メッセージのやり取りをしやすくなりました。以前は指定のメールアドレスにメッセージを送るのが主流でしたが、送受信に時間がかかっていました。その点、LINEやSkypeはあっという間にメッセージを送信できるだけでなく、アプリ内でファイルのやり取りを行うことが可能なので非常に便利です。

P2Pにブロックチェーン技術が加われば、データの書き換えや改ざんが不可能に等しくなるほどセキュリティが強固になるでしょう。この技術は仮想通貨に限った話ではなく、色々な分野に応用ができるようになるということです。

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