仮想通貨の基礎知識

リップル【Ripple(XRP)】の特徴と将来性

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リップルは国際送金に特化した仮想通貨のひとつにして、時価総額ランキング3位(参照:CoinGecko)を誇る仮想通貨でもあります。

リップルが持つ国際送金の技術に三菱UFJ銀行やSBIやみずほ銀行や住信SBIネット銀行などといった日本の大手銀行などが注目し、その技術を利用するなどしてリップルと提携しているというわけです。ここでは、リップルの特徴や将来性などについて、解説していきます。

リップルとは?

まずは基本データから解説していきます。

通貨名:Ripple(リップル)
通貨単位:XRP
発行上限:1000億枚
公式サイト:Ripple – 国際送金をシームレスに | Ripple
ツイッター:Ripple (@Ripple) on Twitter
ホワイトペーパー1:ripple_consensus_whitepaper_updated2
ホワイトペーパー2:https://ripple.com/files/ripple_solutions_guide.pdf
補足資料のページ:Collateral | Ripple
国内取引所:BitbankやQuoineなど
海外取引所:BinanceやHuobiなど

補足資料を含め、PDFファイルの資料が公式サイトに複数掲載されています。これらはすべて英語表記になっているので、翻訳機能などを使って上手に利用してください。

もうひとつの特徴は、リップルを発行しているリップル社が、1,000億枚のうち550億枚がロックアップされていることです。

ロックアップとは、簡単に説明すると、ユーザーが1,000億枚のうち550億枚を買い占めて、意図的に使えなくすることを意味します。

550億枚がロックアップされたということは、実質的な発行上限が450億枚となり、その分の価値が上がるということです。しかし、2018年以降は毎月1日に10億枚ずつロックアップを解除していくと、公式サイトで発表されています。

リップルの特徴

リップルは海外送金の問題を解決するために誕生した仮想通貨です。しかし、他の仮想通貨でも、通常の振込手数料と同等かそれ以下のコストに抑えながら海外送金することが可能ですが、リップルはその上を行きます。

リップルの最大の特徴は、他の仮想通貨より高速性を持ちながら安定性と強固なセキュリティにあり、今までの金融の常識を覆す可能性を持っているということです。

仮想通貨に反対する人達からは「価値の裏付けがない幻想通貨」という声が聞かれますが、仮想通貨の価値の裏付けは、仮想通貨に導入された技術そのものにあるのです。仮想通貨によって導入されている技術は異なりますが、多くの国々が欲しがっている技術が含まれています。

リップルの価値の裏付けは、その送金の速さと安定性と強固なセキュリティで、世界各国の金融業界が、リップルが持つ技術に注目しているということを意味します。

他のコインとの違いは?

リップルと他の仮想通貨との違いは、国際送金に特化したサービスを提供していることにあります。具体的には、「ブリッジ通貨」としての機能にあります。

ブリッジ通貨とは、通貨同士の交換を橋渡しする通貨のこと。通貨AとBを交換する際に、Aを一度リップルに交換し、リップルとBを交換する、という処理を短時間で行っています。これにより、直接通貨同士を交換するよりも、安い手数料でスピーディに交換できるのです。

リップルのメリット・デメリット

リップルのメリットは、送金スピードの速さと手数料の安さにあります。国際送金を行う際に、これまでの銀行での手続きでは数千円の手数料と1周間ほどの時間を必要としていました。これは、途中に「コルレス銀行」という通貨を中継する銀行の仲介が必要であったためです。ですが、リップルであればブリッジ機能によりスムーズに取引ができます。10円未満の手数料、数秒~数分の時間で送金が可能なのです。

一方、リップルのデメリットは、リップル社により中央集権的に運営されている点にあります。もしリップル社が何らかの不祥事を起こしたとしたら、会社への信用が下がり、結果として仮想通貨リップル自体の価値も下落してしまうでしょう。何かしら会社に障害が発生したら、ブリッジ通貨としての機能にも支障をきたし、取引が困難になってしまう可能性もゼロとはいいきれません。

リップルの仕組み

リップルがなぜ、国際送金に特化しているのか、その仕組みを次に挙げて解説していきます。

高速性

公式サイトでは、リップルの送金までにかかる時間は約4秒と発表されています。ビットコインの場合だと1時間以上、イーサリアムの場合だと2分以上と、送金までにかかる時間がかなり長いです。リップルであれば、必要以上に待つ必要はないということになります。

スケーラビリティ

スケーラビリティとは拡張性の一種で、データ領域の規模をイメージすればわかりやすいでしょう。スケーラビリティが大きければ大きいほど、どのような状況にも対応できる柔軟性と適応力が高くなるというものです。

リップルの場合は、1秒につき1,500件の取引を処理できるだけでなく、24時間年中無休となります。ちなみに、ビットコインの場合だと1秒で3~6件の取引、イーサリアムの場合だと15件の取引が対応可能です。ビットコインで問題となっている送金詰まりの原因は、スケーラビリティが小さいことにあるとされています。

分散性と安定性

リップルは送金に特化しているだけでなく、ブロックチェーン技術を導入しているので、改ざん防止などのセキュリティ対策は万全です。それだけでなく、高い安定性を持っているので、安全に送金することに期待が見込めます。

大手銀行がリップルを導入するワケ

三菱UFJ銀行やSBIやみずほ銀行や住信SBIネット銀行などといった日本の大手銀行や地方銀行だけでなく、世界各国の大手銀行の多くがリップルの導入をしている、または検討しています。

なぜ大手銀行がリップルを導入しているのか、それは国際送金問題にあるとされているからです。通常、日本の銀行口座から海外の銀行口座に送金するときは、銀行によりますが、平均的に数千円の送金手数料がかかるだけでなく、着金までに2日~6日かかるとされています。

なぜこんなにかかるのかというと、日本の銀行口座と海外の銀行口座の間にある中継銀行など、その他の仲介業者の存在があるからです。中継銀行や仲介業者を利用する際は、中継銀行手数料がかかります。

すぐに着金できない、手数料が高いという問題を解決するために、銀行はリップルを導入したというわけです。リップルであれば、シンプルにすぐに着金できるだけでなく、手数料がかかったとしても通常の振込手数料と同等かそれ以下のコストに抑えることが可能になります。

リップルにおすすめのウォレット

リップルの管理におすすめのウォレットは、次のようなものがあります。

取引に便利なホットウォレット

ホットウォレットは、オンライン上で仮想通貨を保管できるウォレットです。ウェブサイト上で利用する「ウェブウォレット」、スマートフォンのアプリで管理する「モバイルウォレット」、パソコン上で管理する「デスクトップウォレット」の3種類があります。

例えば、ウェブウォレットは「GateHub」、モバイルウォレットはbitFlyerやbitbankなどの取引所のアプリ、デスクトップウォレットには「リップルデスクトップクライアント」などがあります。

オフラインで安全に仮想通貨を保管できるコールドウォレット

コールドウォレットは、ハッキングに強い状態で仮想通貨を保管できるウォレットです。秘密鍵をオフライン状態で保管することができます。取引がすばやく行えないデメリットがありますが、仮想通貨を盗まれるリスクを軽減することができます。リップルを頻繁に取引しない場合は、コールドウォレットで保管すると良いでしょう。

コールドウォレットには、秘密鍵とビットコインアドレスを紙に印刷した「ペーパーウォレット」、端末自体に秘密鍵を保有させる「ハードウェアウォレット」があります。

例えば、ペーパーウォレットには「Bithomp」、ハードウェアウォレットには「Ledger Nano S」などがあります。

リップルの将来性

リップルの発行上限がロックアップ分も含めて1,000億枚ですが、需要の高さと注目される技術が理由で価値を保っています。リップルが完成すれば、世界中に存在する金融システムの改革に期待が持てるので、その将来性は計り知れないということです。

おわりに

リップルは将来、国際送金が抱える大きな問題を解決するかもしれない仮想通貨です。その大きな問題は、送金などにかかる様々な手数料と、着金までに日数がかかることにあります。

その問題の解決を導くことができれば、海外に留学している学生などに送金する手間がかからないだけでなく、手数料を抑えて、送金してからあっという間に着金が可能になるということでしょう。

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