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【仮想通貨】Decred/ディークレッド(DCR)とは?特徴やメリット・デメリット、将来性を徹底解説!

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「Decred/ディークレッド」という仮想通貨をご存知ですか? 多くの仮想通貨が目指しつつも実現できていない、「自律的で民主的な運営」を目指して運営されている仮想通貨です。

このディークレッド、自律的な運営を目指すがゆえに、特徴的なメリット・デメリットが存在します。注目しておくと面白い仮想通貨ですよ!

この記事では、ディークレッドの概要や特徴、利用することのメリットやデメリット、将来性について解説します!

Decred/ディークレッドの概要

ディークレッドは、2016年2月8日に公開された仮想通貨で、単位はDCRです。ディークレッド誕生のきっかけは、ディークレッドの創設者が当時関わっていた、ビットコインに関する課題です。

ビットコインは当時、最大ブロックサイズを1MBのままにすべきか、それとも増やすべきかを議論していました。

このとき、企業やマイナー(採掘者)、多くのユーザーは、ブロックサイズの拡大を支持していましたが、ビットコインの開発者サイドは、ブロックサイズの拡大に否定的な立場をとっていたのです。

結果としては、ビットコインのブロックサイズは拡大されず運用されることとなりました。

この結果に対し、ディークレッドの創設者は大きな不満を覚えました。民主的な意思決定ではなかったからです。この事件をきっかけに、ビットコインで実現できないことを実現するために、「ディークレッド」というプロジェクトがスタートしました。

Decred/ディークレッドの特徴

ディークレッドの特徴は、既存の方法を組み合わせたコンセンサスアルゴリズムと、自律分散型で運営されるコミュニティにあります。まずはコンセンサスアルゴリズムから解説しますね。

ディークレッドのコンセンサスアルゴリズムは、Proof of Work(PoW)とProof of Stake(PoS)、ふたつの認証方式を組み合わせています。取引の検証時には、ビットコインと同様、PoW方式が機能します。

しかし、マイニングを行うマイナーたちは、マイニングにより生まれるブロック報酬の60%しか受け取れません。残り40%のうち30%は、PoS方式の有権者に与えられます。

では、PoS方式の有権者は何をやっているのでしょうか。マイナーの仕事を品質管理し、マイニングにかかるエネルギーを減らし、ネットワークを保護するよう、影で機能しているのです。

このように、PoWとPoS方式を組み合わせることで、取引に必要な時間を短縮し、消費電力の少ないマイニングを可能にしているのです。ちなみに残りのブロック報酬10%は、開発と運営のための資金として利用されます。

また、運営を行う上で特徴的なのは、「Politeia」と呼ばれるガバナンスプラットフォームを有していることです。

このプラットフォームにより、ディークレッドを利用する人や仮想通貨の保有者は、新規プロジェクトや開発方針について、提案や協議、投票することができます。

たとえば、「Lightningネットワーク機能を有効にするかどうか」「PoSステーキングアルゴリズムの変更を行うか」などといった内容について議論され、投票行為が行われています。

このように、創設者が問題意識を持っていた、ビットコインのマイニング方法やガバナンスについて、新しいソリューションを提示した仮想通貨、それがディークレッドであると言えるのです。

Decred/ディークレッドのメリット・デメリット


ディークレッドには、自律分散型の運営を行うからこそのメリット・デメリットが存在します。

Decred/ディークレッドのメリット

自律分散型の運営を行っていること。このこと自体がディークレッドの大きなメリットです。

非中央集権型で意思決定をし、自分たちで資金を調達する。このような運営が行われ、開発がすすめられています。民主的な方法で運営されますので、ユーザーの望む機能開発が行われるのです。

Decred/ディークレッドのデメリット

民主的で自律分散的であるからこそのデメリットもあります。それは、開発方針やロードマップが流動的であることです。

ディークレッドでは、現在のコミュニティのニーズや提案にあわせた開発が行われます。

そのため、どんなにイノベーティブなアイデアがあったとしても、既存のメンバーが嫌がるような方針をとることはできません。コミュニティの成熟度によっては方針に行き詰まる可能性があるのです。

また、現実世界の政治と同様、投票率の低下も問題視されています。

たとえば「シーケンスロック規則のアップデート」というアジェンダについては、45.52%と半数近くの有権者が棄権しています。投票率が下がることで、本来目指していた統治ができず、運営がうまくいかなくなる可能性もあるのです。

Decred/ディークレッドの将来性

機能としては、今後はスケーラビリティ最適化を実現するための開発がディークレッドでは予定されています。しかしそれよりも、ディークレッドの将来を大きく左右するのは、やはり自治のあり方であると考えられます。

今後もし中央集権的に運営されている仮想通貨が、ガバナンスを由来とする問題に直面したとき、相対的に脚光を浴びうるのがディークレッドのような自律分散型の仮想通貨です。

一方、ディークレッド自体のガバナンスがうまくいかず、失墜してしまうことも考えられます。

いずれにせよ、今後の動向に注目しておいても損はないでしょう。

おわりに

コミュニティの成熟度によってその将来性や可能性が左右されるディークレッド。自律分散型の統治がどれだけ可能か、今後も注目してきましょう。

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