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【仮想通貨】VeChain/ヴィチェーン(VET)とは?特徴やメリット・デメリット、将来性を徹底解説!

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「VeChain/ヴィチェーン(VET)」というプロジェクトをご存知ですか? 中国発のプロジェクトですが、その開発趣旨がとてもユニークなんです。

大企業との提携も進んでおり、日本のみならず世界中のマーケットに大きな影響を与える可能性がありますので、今から投資しておくと今後大きく成長するかもしれませんよ!

今回はそんな「VeChain/ヴィチェーン(VET)」について紹介します!

VeChain/ヴィチェーンの概要

「VeChain/ヴィチェーン」は、中国発のブロックチェーンプロジェクトおよび仮想通貨です。ブロックチェーンとIoTを活用したソリューションをサプライチェーンにもたらすことを目的とし、2015年6月にプロジェクトが開始されました。

開始当初のヴィチェーンは仮想通貨ではなく、イーサリアムのプラットフォームから発行されたトークン(ERC-20)で、トークンの単位は「VEN」でした。

2018年6月30日にイーサリアムのプラットフォームから離脱し、自身が所有するメインネット「VeChainThor」へ完全移行。仮想通貨としての単位を「VET」に改めました。

現在、運営は100名以上のスタッフを有するVeChain財団により行われており、拠点は上海、シンガポール、パリ、ルクセンブルグ、パロアルト、東京、香港の世界7ヶ所に有しています。

清華大学やスタンフォード大学、マサチューセッツ工科大学やオックスフォード数学研究所など、世界中の一流大学と積極的に連携し、ブロックチェーン関連の有力な特許も保有しています。

VeChain/ヴィチェーンの特徴

ヴィチェーンの特徴は、プロジェクトの目標を考えれば理解しやすいです。

ヴィチェーンのプロジェクトが解決しようとしている主な課題は、製造業のトレーサビリティを向上させること。

中国は模造品やニセモノの製造販売が多く、国内どころか世界中を巻き込み大きな問題となっています。ヴィチェーンは改ざんしにくいブロックチェーン技術を使い、商品の追跡性を高めることを目的としているのです。

では、どのような仕組みでトレーサビリティを高めようとしているのでしょうか。ヴィチェーンは、商品の追跡を実現するために、ワインや腕時計などの高級ブランド品に、製造・出荷段階からNPCチップを割り当てます。

そしてその製造品をIoTデバイスにより追跡。インターネットや小売店などで消費者の手元に届くまでのルートをしっかり追えるようにしているんです。

このような仕組みが評価され、BMWやルイ・ヴィトン、ルノーや、ヨーロッパ最大の物流会社「DBシェンカー」など、世界有数のブランド企業と提携。世界的なマーケットで躍進を見せています。

このようなブランド力のある大企業との提携は、この仮想通貨ヴィチェーン自体のブランディングにも一役買っています。

無数にある仮想通貨の中には、技術的に優れているにもかかわらず市場でのふるまいがうまくなく、思うように時価総額が伸びないものも見られます。

しかし、ヴィチェーンは2019年7月19日現在の時価総額は33位と、善戦しています(※)。その仕組みや技術力ももちろんですが、企業のブランド力も市場価値に大きな影響を与えていると考えられるのです。

その背景には、共同創業者の手腕が窺えます。共同創業者のSunny Lu氏はルイ・ヴィトン中国の元CIO、Jay Zhang氏はPwC中国およびDeloitte UKで元シニアマネージャーでした。技術のみならずブランディングや戦略にも長けていることが推測されます。

※出典:仮想通貨の時価総額 | CoinMarketCap

取引のコンセンサスアルゴリズムにはPoA(Proof of Authority::権威による証明)という方式をとっています。

このPoAは、PoW(Proof of Work)のようにマイニングで多大な電力を必要とすることがありません。エコな運用が可能なコンセンサスアルゴリズムとして注目されています。

VeChain/ヴィチェーンのメリット・デメリット


トレーサビリティをキーワードに大きく普及し、市場価値を上げていく可能性がありますが、ほかの仮想通貨と比べ中央集権的な運営がされていることが気になります。

VeChain/ヴィチェーンのメリット

ヴィチェーンのメリットは、前述の通りそのトレーサビリティにあります。ヴィチェーンを使えば、製造工程から物流の全行程を記録できます。

ちゃんと製品がお客様のもとに届いたかを管理者側から確認することが可能ですし、消費者側が製造工程までさかのぼってどのようなプロセスを経て手元に届いているのかを確認することもできるのです。

また、サプライチェーンに関するデータは中央集権ではなく、分散型で記録されていますので、データの喪失や改ざんのリスクも少ないこともメリット。トレーサビリティを考える上で、これ以上ないメリットを有していると断言できます。

VeChain/ヴィチェーンのデメリット

デメリットは、ほかの仮想通貨と比べ中央集権的であることです。

認証にPoA方式をとっていることと、VeChain財団により管理されていることから、運営において自律分散モデルを目指す他の仮想通貨やプロジェクトと比べると、中央集権であるといわざるをえません。

また、仮想通貨ヴィチェーンは日本の取引所で購入することはできません。海外の取引所を利用する必要がありますので、海外の取引所での取引に慣れていない方にとっては少々とっつきにくい仮想通貨といえます。

VeChain/ヴィチェーンの将来性

ヴィチェーンはトレーサビリティに関して唯一無二といっていいほどの優位性を持ち、ブランド力にも優れています。今後も大手企業との提携や技術開発により、その市場価値も大きく高めていくことが期待されます。

例えば、2019年6月25日、中国のウォルマートとヴィチェーンが提携し、食料品を中心としたトレーサビリティプラットフォームを構築し、食品の安全性を担保していくことを発表しました。

このように、ヴィチェーンをめぐるビッグプロジェクトは、今後ますます増えてくるかもしれません。

Walmart China Takes on Food Safety with VeChainThor Blockchain Technology | VeChain

おわりに

この記事では、ヴィチェーンの概要や特徴、メリットおよびデメリットについて解説しました。

ブランド品や食品偽装が多い中国だからこそ生まれたヴィチェーン。中国だけではなく日本でも将来当たり前にこの技術が活用される日も遠くはないかもしれませんね。

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