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【Libra】「フェイスブックを信用する必要はない」リブラの責任者、これまでの疑問に回答

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フェイスブックの仮想通貨プロジェクト「Libra(リブラ)」を率いるDavid Marcus(デビッド・マーカス)氏は、同プロジェクトにまつわる懸念を解消しようとしています。

 

マーカス氏は、2019年7月3日(現地時間)、同プロジェクトに関する「いくつかの質問や誤解」に対する回答をフェイスブックに投稿しました。

 

同氏は、3日の投稿の中で、リブラは実際のところ非中央集権的なのか、なぜリブラ協会は憲章を作成していないのか、リブラは本当にファイナンシャル・インクルージョン(金融包摂)を実現できるのか、などの議員や観測筋が提起した疑問に対して答えようとしていました。

 

「リブラの恩恵を得るためにフェイスブックのことを信用する必要はない。フェイスブックは、リブラ・ネットワークに対して特別な責務を持つわけではありません。しかしユーザーが、フェイスブックが提供するウォレット「Calibra(カリブラ)」に対して、好意的な反応をしてくれることを願っています。我々は、金融データの分離に対するアプローチを明確にしてきました。我々は、コミットした内容に沿って行動し、真の有用性を提供するために努力するつもりです」」とマーカス氏が述べていました。

 

同氏の考えによると、リブラは「40ドルのスマートフォンとインターネット接続」を持ってさえいれば、誰でも幅広い種類の金融サービスへアクセスできます。

 

フェイスブックがカリブラの保管する金融データを閲覧することはないと、同氏はカリブラの公開書類と一貫した内容を述べました。

 

「ユーザーには、リブラの使用やネットワークにアクセスするためのさまざまな手段が提供されるでしょう。ユーザーは、カストディー型、ノンカストディー型問わず、完全な相互運用性を持つさまざまなウォレットを使用できるようになります。つまり、異なる企業のウォレット間で支払い、受け取りだけでなく、自己管理型のウォレットの使用ができるようになるということです」

 

同氏は、リブラがフェイスブックに与える恩恵として、リブラの構想が順調に進めば、フェイスブックのエコシステム全体での商取引が活性化されることを挙げている。そして、商取引数が増えれば、広告効果が高まり、その結果、企業が広告に投じる金額が増えると同氏は語った。

 

非中央集権トークン

リブラはローンチ当初は少数の企業によって運営される予定だが、徐々に非中央集権化を進めていくとマーカス氏は述べていました。

 

ローンチ後にリブラ・ネットワークを管理・監視する運営組織、Libra Association(リブラ協会)には、28社が加盟しており、フェイスブックはそのうちの1社。マーカス氏によると、ネットワークのローンチ後、フェイスブックがリブラ・ネットワークに対して持つ力は、その他加盟企業と同等となります。

 

「リブラにはフェイスブックしか関わっていないように思われやすいが、そういうわけではない。しかし、規制の存在する環境で稼働でき、基礎的な段階にあるネットワークの健全性を確保するために必要な運営ノウハウを持つ、信頼できる企業とともに始めることが重要でした。地理的に分散しており、産業も多岐にわたる100社に運営されるというのは、かなり非中央集権的だと私は考えます。また一方で、その他ブロックチェーン上でマイニングプール用ソフトウエアを稼働させている人々に力が集中しているという事実は、見過ごされがちです」と同氏は語りました。

 

「しかし、リブラよりも非中央集権的なブロックチェーンが存在していることはまぎれもない事実であり、リブラ協会が、非中央集権化を徐々に進めていかなくてはならないです」とも述べていました。

 

フェイスブックがリブラに対して持つ力を制限するためにも、リブラ協会加盟企業全員が、リブラ協会の運営ルールの制定および「その他の重要な決断」に携わっていく計画だと同氏は述べていました。

 

この記事の翻訳元

Facebook’s David Marcus: Libra Crypto Users Won’t Have to Trust Us – CoinDesk

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