仮想通貨の基礎知識

【仮想通貨】ロスカットとは?ロスカットが起こる原因や例、証拠金維持率の計算方法を徹底解説!

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ビットコインの取引方法には、さまざまなものがあります。一番オーソドックスな現物取引のほか、先物取引や、今各国で申請が進んでいるビットコインETFなどという取引方法もあります。また、取引所で購入するか、あるいはユーザーベースでの取引をするかによっても違いが出てくるでしょう。

今回ご紹介する「ロスカット」は、そんな取引方法の中でも「ビットコインFX」と呼ばれる方法で、取引所での取引を行っている際に起こる現象です。

ビットコインFXは外貨のFXと同様に、証拠金と呼ばれる元手の資金をベースに、その数倍~数十倍のお金を用いて取引が出来る取引方法。非常にハイリスクハイリターンで、万が一チャートが暴落してしまうと、ユーザーは大きな損を被ることになります。

ロスカットは、簡単に言うとこういったチャートの暴落からユーザーを守るための仕組みのこと。各取引所によって決められた割合ぶんチャートが下落した際、自動的に所有している通貨が売却される仕組みです。

本記事では、ロスカットに関する詳細な説明のほか、ロスカットが起こる例、条件などについてご説明していきます。

ロスカットとは?

ロスカットとは上述した通り、ある一定の損失が発生したとき、取引所がその損失を強制的に確定してしまう現象のことです。もう少し具体的に言うと、「証拠金維持率」というパーセンテージが各取引所によって決められたレートを下回った場合にロスカットが行われます。

証拠金維持率とは?

証拠金維持率とは、簡単に言うと「預けている証拠金に対して、レバレッジを使って購入した金額が高いか低いか」を表す数値です。

証拠金維持率は、「その取引所に証拠金として預けてある額」「その取引所のレバレッジ倍率」「自分がレバレッジを用いて購入した額」によって決まります。計算式は【預けてある証拠金】÷(【購入した額】÷【レバレッジ倍率】)×100となります。

例えば、預けてある証拠金が100万円、レバレッジが5倍、購入したビットコインが400万円ぶんだったとしましょう。このとき、購入した金額に対してレバレッジが5倍なので、400万円分のビットコインを買うには400万÷5=80万円の証拠金が必要となります。

そうするとこのとき、証拠金維持率は100万円÷80万円×100=125%、となるのです。

ロスカットが起こる原因

ロスカットは、各仮想通貨取引所によって定められている一定の証拠金維持率を切ってしまった場合に発生します。

上の例で簡単にご説明しましょう。もともと購入していた400万円ぶんのビットコインが、チャートの下落により350万円ぶんに価値を半減させてしまったとします。

そうすると、50万円の損失が発生することになりますので、その損失は証拠金から補填することになります。そうすると、残りの証拠金は50万円となり、証拠金維持率は50万円÷80万円×100で、なんと62.5%となってしまいました。

このとき、例えばロスカットのしきい値を70%にしている仮想通貨取引所では、証拠金維持率が70%となるとき、すなわち400万円のビットコインが356万円を切ったタイミングで強制的にそのビットコインを売却し、それ以上の損失が出ないようにします。

これが、ロスカットの大まかな仕組みになります。

ちなみに、ロスカットが行われる証拠金維持率のしきい値は各取引所によってまちまちです。下は20%から、上は110%まで多様な取引所があるため、どの程度リスクを負いたいか、どの程度軍資金を持っているかで取引所を決めてみてはいかがでしょうか。

ロスカットが起こらないようにするためには

ロスカットが起こってしまうと強制的に損益が確定してしまうため、トレーダーにとってロスカットは起こしたくないものでしょう。

また、チャートの状況によっては一度がくんとレートが下がったあと、急勾配で上昇することもあります。そういった際、ロスカットが起こっていなければ損失は起こらずにかえって利益を得られることもありますが、ロスカットが起こってしまうと単に損失を被って終わってしまいます。

こういった事態を防ぐためには、2つの手立てがあります。まず1つ目の手段としては、あらかじめ多めに証拠金を取引所へと預けておくことです。より多くの証拠金が預金されていれば、少しの含み損でロスカットが行われることはありません。

2つ目の手段としては、こまめにチャートをチェックしておくことです。少しでもダウナーなチャートだと判断されたら、即座に損切りをして上昇気流を待ちましょう。こうすることで、ロスカット後ほど大きな損益は生じないでしょう。

おわりに

本記事では、ビットコインFXなどのFX取引を行う際に考えておくべき「ロスカット」について、ロスカットが生じる条件やロスカットを防ぐための手立てをご紹介しました。

FXは、非常にハイリスクハイリターンな取引である一方、繊細かつ即座の判断が要求されます。ビットコインFXを行う際は、仮想通貨関連のみならず多方面のニュースをチェックし、チャートの状況をしっかり把握しておきましょう。

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