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【仮想通貨】Vertcoin(ヴァートコイン)とは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説!

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現在のビットコインなどにおけるマイニング市場は、そのほとんどを大企業やマイニング企業によるASICマイニングに占められていると言われています。

ASICとは仮想通貨のマイニングのみに特化したコンピュータのことで、非常に高いマイニング効率を誇る一方、導入にはかなりの予算が必要となるため一般ユーザーにはなかなか手が出せないものとなっているのです。これでは企業によるマイニング市場の寡占が広がる一方となってしまうのは明白でしょう。

こういった状況を打破するべく開発された仮想通貨こそ、今回ご紹介するVertcoin(ヴァートコイン)です。VertcoinはASICマイニングへの耐性がある(=ASICからのマイニングが行いにくい)ため、一般の仮想通貨ユーザーにも広くマイニングしやすいように設計されています。

本記事では、Vertcoinの概要や特徴、メリット・デメリットをご紹介します。Vertcoinのことを深く知って、仮想通貨取引に役立てましょう!

Vertcoin(ヴァートコイン)とは?

でははじめに、Vertcoinの概要を簡単にご紹介します。

Vertcoinは2014年1月、フランスの情報学者フランソワ・ギャレール(Florent Gallaire)によってホワイトペーパーが発行され、通貨がリリースされました。

このVertcoinが発行された主な目的は、上述した通りASICマイニングへの耐性を持った仮想通貨の開発です。Vertcoinが発行された2014年ごろといえば、ちょうどビットコインなどにおけるASICマイニングが主流になり始めた時期であり、こういった潮流に危機感を感じたのでしょう。

こういった背景からか、Vertcoinはリリース直後から大きく人気を博しました。その後、一度大きく値を下げた雌伏の時期を経たものの、2017年の仮想通貨バブルの際には再び大きく値を上げ、2019年5月現在ではおよそ50円/ Vertcoinほどの価格を付けています。

時価総額ランキング自体は200位前後とそれほど高くはないものの、仮想通貨黎明期から知る人ぞ知る通貨として、かなりコアな人気を博している通貨と言えるでしょう。

Vertcoin(ヴァートコイン)の特徴

では、もう少し細かなVertcoinの特徴について見て行きましょう。

ASICマイニングへの耐性

Vertcoinの大きな特徴は、先ほどから何度か述べているASICマイニングへの耐性です。これはビットコインなどで用いられているマイニングアルゴリズムとは異なる、「Lyra2RE」と呼ばれるアルゴリズムを導入したことで実現しました。

現在ではさまざまなアルゴリズムを用いることは少なくないものの、Vertcoinが開発された2014年時点では、新たなアルゴリズムを用いることは非常に大きな特徴とされたのです。

また、このアルゴリズムはその後バージョンアップを遂げ、現在では「Lyra2REv2」というアルゴリズムが用いられています。

Segwitの導入

Vertcoinのもう1つの特徴として、2017年に新しく導入された技術「Segwit」が挙げられます。これは、比較的歴史の長い仮想通貨に付き物の問題「スケーラビリティ問題」に大きく寄与するもので、Vertcoinがさらに今後続いていくための障壁を取り払った形となりました。

スケーラビリティ問題、Segwitについて詳しく知りたい方は以下の記事もご覧になってみて下さい。

脱ビットコイン初心者!仮想通貨の基本用語12個をまとめて解説 | 仮想通貨の総合情報サイトCOINTIMES(コインタイムズ)
Segwit(セグウィット)とは?ビットコインに実装された最先端の技術を徹底調査! | 仮想通貨の総合情報サイトCOINTIMES(コインタイムズ)

Vertcoin(ヴァートコイン)のメリット・デメリット

それでは最後に、Vertcoinのメリット・デメリットをご紹介します。

Vertcoin(ヴァートコイン)のメリット

通貨に大きな信頼がおける

詐欺コインなどが横行している昨今、どの仮想通貨が信頼できてどの仮想通貨が信頼できないかという問題はとても重要なものとなっています。

そんな中、このVertcoinは少なくとも存続性という面に置いて、大きな信頼性がおけると考えてよいでしょう。なぜなら、開発者陣がほぼ全員本名を名乗って開発を行なっていること、ブログの更新などによる情報発信が定期的に行われていることが確認されているからです。

今後どういった舵取りをVertcoin開発陣が行うかは分かりませんが、少なくとも企画倒れに終わるなどの可能性は低そうです。

Vertcoin(ヴァートコイン)のデメリット

これといった特徴が存在しない

確かにVertcoinが開発された2014年時点では、Vertcoinの持つASIC耐性は大きな特徴と言えました。

しかしそれから5年以上が経った現在では、こういった特徴を持つ通貨も珍しくなくなってしまい、Vertcoinは大した特徴を持たない没個性な通貨へとなり下がってしまったんです。

51%攻撃による二重支払いがあった

2018年12月、Vertcoinにおいておよそ100万ドル規模の二重支払いがあったと報告されました

Vertcoin運営はこれに対し迅速な処置を施しましたが、その信頼性はいささか揺らぐこととなったのです。

おわりに

本記事では、Vertcoinの概要や特徴、メリット・デメリットについてご紹介しました。

Vertcoinは非常に質実剛健とした通貨の1つであり、一定以上の信頼がおける通貨といえます。今後さらに価値が伸びることも予測できるため、注目しておいて損はないのではないでしょうか。

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