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【Amazon】アマゾン、暗号システムを構築する技術特許を取得

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大手テクノロジー企業であるAmazon(アマゾン)がプルー・オブ・ワーク(PoW)暗号システムを構築する技術特許を取得しました。米国特許商標庁(USPTO)による広報にて明らかになりました。

 

なお当システムは、ビットコインなどのPoWプロトコルを採用しているブロックチェーンで利用されているシステムと極めて類似しています。

 

2016年12月に最初に出願され、14日(火)にUSPTOから授与されたこの特許は、他の利点の中でもとりわけ、作業証明の課題に対する解決策としてMerkleツリーを生成する方法を概説しています。

 

1979年に発明されたMerkle Tree(マークル木)は、膨大なデータの結果を格納する木構造の一種で、主にデータの検証を行う際に使用されます。 ブロックチェーンの様なP2P(Peer-to-peer)ネットワーク上では、それぞれのブロックが破損したり改竄されたりしていないか、嘘のブロックが生成されていないかなどを検証します。

 

一方、PoWはサービス利用者に「作業」をするように依頼することによって、ネットワークを保護するためのアルゴリズムです。 一般的に、複雑な数学的パズルを解くためにコンピュータ処理能力を利用するような「作業」を含む場合が多いです。例に、ビットコインのマイニング作業にはPoWアルゴリズムが使用されています。

 

Amazonによると今回の特許は、PoWアルゴリズムが、マークル木を「作業」として依頼する仕組みであるといいます。このように簡略化されたシステムの概要が書かれています。

 

「第1の当事者(例えば、顧客のコンピュータシステム)がデータへのアクセスを要求する。第2の当事者(例えば、サービスプロバイダ)は、第1の当事者に依頼する「作業」を決定する。そして、「課題」に対する有効な解決策が第1の当事者から提供されれば、アクセスが承認される」と特許で説明されていました。

 

また、PoW暗号システムはサービス攻撃(DoS)攻撃や分散サービス攻撃(DDoS)などの、セキュリティ攻撃の防止にも役立つ可能性があります。

 

「今回のマークル木を利用した「作業」を提供し、有効な作業証明書を要求することによって、DOSまたはDDOS攻撃側は、自身のシステムのデータを開示する必要が生じるため、攻撃をしようとしている者がアクセスを要求する確率自体を劇的に減らすだろう」とアマゾンは述べていました。

 

アマゾンはさらにブロックチェーン分野に進んでいます。今月初め、同社のクラウドコンピューティング部門であるAmazon Web Services(AWS)は企業向けのManaged Blockchainサービスを開始しました。当サービスは現在はオープンソースのフレームワークを採用しているが、下半期からはイーサリアムネットワークのサポートも開始されます。

 

この記事の翻訳元

Amazon Wins Patent for Proof-of-Work Cryptographic System – CoinDesk

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