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すべてのブロックチェーンを繋ぐブロックチェーン、Cosmosが公式に稼働

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大変期待されているブロックチェーンCosmosは、それ自体がいくつもの他のブロックチェーン間における相互運用性を向上させるものとして設計されています。そのCosmosが公式にソフトウェアをリリースしました。

 

世界協定時23時に始まる最初のブロックのマイニングとともに、このプロジェクトは、Cosmosエコシステム内で作られるプルーフ・オブ・ステーク(PoS)ブロックチェーンの初のシリーズであるCosmos Hubを発表します。

 

現在、このネットワーク上のユーザーは異なるブロックチェーン間におけるトークンの交換行うことができないか、あるいは検証者が公にInter-Blockchain Communication (IBC)プロトコルと呼ばれるものの稼働を投票で決めるまで存在するブロックチェーンネットワークをCosmos Hubに接続しておくしかありません。

 

本日のCosmosネットワークの始動の第一段階は3年近く前の計画と開発の後に起こりました。ブロックチェーン相互運用プラットフォームのコンセプトを2016年夏にこうひょうしてから、後にCosmosは1600万ドルを2017年のICOで調達しました。

 

それ以来、Tendermint Inc.――Cosmosネットワークの中核技術の背後にある営利団体――は開発者中心型の予備製品をリリースしてきました。

 

CoinDeskに対して、Tendermintの取締役であるZaki Manianはこう説明しました。

 

「我々はブロックチェーン開発の環を構想から実装へ移し、年から月へ移したいと考えています。これは我々がブロックチェーン業界を変えるために試みている方法です。」

 

このように、Manianは2018年2月に公開されたCosmos Software Developmet Kit(SDK)について、既にBinanceのような著名な暗号通貨企業によって使われていると言いました。

 

加えて、Tendermint Core――Cosmos Hubの根底にあるブロックチェーンネットワーキングと認証メカニズム――が、ブロックチェーン業界における「技術革新の障壁を根本的に取り除く」助けとなり、「まったく新しい金融のシステムを作る」究極の助けとなるもう一つの鍵となることをManianは思い描いています。

 

「これら構築中のブロックから全体を作ることができるようになります…金融のオープンなシステムは尺度として機能し、個々の、別のことをできる専用のチェーンで構成されることができます。」とManianは言いました。

 

検証者の開放

本日の発表はより広範な拡張しつつあるビジョン――Manianの指摘によれば「全体を明かすには数年かかる」もの――への特別な第一歩です。Cosmos Hubの始動の主な目的は検証者のより広範なエコシステム、ネットワーク上でトークンを提供する団体の確立、です。一方でManianのチームはブロックチェーンを超えた機能にむけた作業を継続します。

 

「複数のブロックチェーンに接続するというこのビジョンの全体を稼働させるためには、このブロックチェーンを調整するための仕事に個人的な関与をもっているオペレーターが必要となります」とManianは言いました。

 

通常、ビットコインやイーサリアムに似たプルーフ・オブ・ワーク(PoW)システムにおいては、これらの検証者は採掘者であり、ブロックの報奨金のために起訴ってコンピューターサーバーとして機能し、大量の電気を消費していました。

 

一方で、PoSシステムにおける検証者は提供されるトークンの独立した測定基準に基づいたシステムによって選ばれて、ブロックの生成や取引の完了に参加していました。

 

「プルーフ・オブ・ステークでは、(システムの)コストと報奨金は内部的なものです」とManianは述べました。「そのため我々は、報奨金の分配、投機家に対する税制の分配、悪意ある行為を行う者への処罰、オフラインにする者への処罰のため、とても洗練されたシステムを考え出さなければなりませんでした。」

 

彼はこう付け加えました。

 

「すべてがシステムにとって内部的でなくてはならず、それがプルーフ・オブ・ステークがここまで顕著にプルーフ・オブ・ワークを超える工学の偉業である理由です。」

 

そしてCosmosへの参加者がこの検証システムを、Game of Stakesと呼ばれるかつてのダミー環境でノードと呼ばれていた、およそ200台のコンピューターサーバーを使って首尾よくテストした一方、今日まで参加者による提供にリアルな価値があったことは一度もありませんでした。

 

「本日の発表は、それら稼働中の経済的インセンティブの開放と想定最大損失額を初めて持つこと、それから我々が設計したこの一連の経済的インセンティブに検証者を選定させることに関するものです」とManianは述べました。

 

Manianによると、これは極めて重要な基礎となるステップで、Cosmosの開発者たちは正しく理解すべく慎重になっています。

 

彼はCoinDeskにこう語りました。「相互運用性の構築。ビットコインやイーサやERC-20資産の保管にまつわる何らかの従事者のためのメカニズムの確立と、Cosmos環境におけるそれらの統合的なバージョンの管理。もし検証者が誰だかわからなければ、このどれもが不可能なこととなります。」

 

次のステップ

現在、Cosmosユーザーは自身の所有するネイティブネットワーク通貨――ATOMトークン――を送金することを未だ許可されていません。

 

ATOMトークンは「人々がシステム内で検証者になる危険にさらす担保」として機能することを意図されているため、Manianによると、これらのトークンは「システム内のメンバーを選定するメカニズム」として厳重に利用されることになるでしょう。

 

しかし、一度システムと検証者の両方が安定した状態にあると判断されれば、トークン所有者はATOMの送金をいつから可能にするか投票を行うでしょう、

 

その後「ゾーン」とも呼ばれる新しいブロックチェーンをCosmos Hubに接続するため、二度目の投票が行われ、異機種環境にある暗号通貨と代替不可能トークン(KFTs)の交換が始まるでしょう。

 

「初期段階では問題やアップデートやバグが起きることが予想されます」と、InterChain Foundation――Cosmosネットワーク開発をサポートする非営利団体――はブログ記事で警告しました。また、次のように付け加えました。

 

「現存するツールは進んだ技術的スキルを必要とし、Interchain FoundationやTendermintチームのコントロールを外れるリスクを含んでいます。…細心の注意を払ってください!」

 

サービスとしての提供

ManianはCoinDeskに対して、Cosmos Hubの開発には70の検証者が尽力してネットワークの保護に努めていると語りました。そのうちいくらかの検証者は、広くATOM所有者に向けたサービスとしてのトークンの提供に重点を置いています。

 

ある意味では、これは暗号資産をリースして利益を稼ぐことにかなり近く、新しいユーザーがCosmosエコシステムに押し寄せることを促進する可能性があります。

 

4月の始動が予定されているそのようなサービス提供者向けUnion Marketplaceの創立者であるShayne CoplanはCoinDeskに対して、今後数カ月にわたりそのような検証者の「噂のネットワークを超えたレイヤー」が発生するだろうと語りました。

 

「もし異なるサービス提供者を見れば、彼らの多くがいくつものネットワーク上でいつでも仕事を行っているのがわかるでしょう」とCoplanは言い、Tezosのような他の提供されるネットワークやTentermintはネットワークLoomをベースにしたと言及しました。「今やCosmosは提供と委任においてもう一つの非常に価値のあるチェーンになっているためネットワークを超えた検証者の噂に重点を置くことになるでしょう。」

 

それらの提供者や所有者が得る報奨金はファイしてATOMトークンによるものですが、将来的にはビットコインやイーサ等の他の暗号通貨のような包まれた形式でも可能になることでしょう。

 

Union Marketplaceがひそかに230程度の検証者を様々な提供者ネットワークを通じて集め、始動に向けて準備していた一方で、CoplanはCosmosの発表が、特に、このようなタイプのサービスを試みるよう、より多くのプレイヤーを刺激することになると予想しています。

 

「個人投資家から投資ファンドまで、広い範囲に及ぶ人々がこのようなタイプの提供サービスに興味を持っています。」と、検証スタートアップであるCertus Oneの共同創立者であるHendrik HofstadtはCoinDeskに語りました。「かなりの数の大手ファンドが我々に接触してきました。」

 

加えて、Certus Oneの個人ATOMユーザー向けテレグラムグループには、オープンから24時間以内に60名が加入したとHofstadtは言いました。

 

一方で、検証スタートアップであるBlock3の共同創立者であるJoe PinderはCoinDeskに対して、この種のエコシステムは新しい投資の機会を広げると語りました。

 

Cosmosがどのように提供者に継続的な原理で報酬を与えるかについて話しつつ、収入投資と比較しつつ、Pindarはこう付け加えました。

 

「あなたは収入や収益をそのような報酬から実際に獲得し始めて、ATOMの価値をどんどん認めています。私はそれを異なる投資モデルだと考えており、これからの展開を楽しみにしています。」

 

この記事の翻訳元

A Blockchain to Connect All Blockchains, Cosmos Is Officially Live – CoinDesk

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