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暗号通貨は苦戦するアーティストがSpotify革命を生き残る手助けになり得る

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音楽は日々の生活に必要不可欠なものです。スピーカー、ヘッドホン、人々の間から流れ出るビートが我々の習慣の大半を決定づけています。それにもかかわらず、我々はしばしばアーティストからコンテンツを無料で要求し、たとえ単純な曲を作るのでもどれだけの仕事が関わっているのかと考えることは決してありません。Spotifyのようなストリーミングプラットフォームは、従来の販売モデルと海賊版との懸け橋を形成しましたが、一月当たり何百万ビューを得られないアーティストは最低賃金すら稼ぐことはできません――音楽を作りながら不自由なく生活するには全く足りません。

 

レコード契約にくるまれていないアーティストはより多くストリーミングを行い売り上げますが、成功の見込みは低く、かかる時間はより多くなります。アーティストは自身の生産、マーケティング、流通を管理し、更なる曲をリリースしなければなりません。安価な設備と安価あるいは無料のソフトウェアによってその工程はこれまでよりも簡単になりましたが、業界の競争はこれまで以上に激しくなっています。

 

誰もが何百もの仕事を持ち、それぞれが一日中興味を巡って競争していますから、現実的に、私たちはこれまで以上に忙しくなっています。インディーズアーティストは我々の注目を一週間は惹きつけるかもしれませんが、絶えず新しいコンテンツを生み出すことで継続した注目を求めない限り、すぐに意識のかなたに消えてしまうでしょう。

 

音楽は必要だが、お金は払いたくない

我々の留まるところを知らない音楽の需要は、音楽ストリーミングプラットフォームの会員数と購入されたレコード数に反映されています。昨年、Spotifyは一月当たりのアクティブユーザー数の目標であった200万人を達成しました――そのうちおよそ9700万人がSpotify Premiumの会員であると、同社の第四四半期の報告書に記載されていました。

 

しかし、ストリーミングサービスの需要の高まりと同時に、ユーザーはレコードにお金をかけることを敬遠し始めました。それはかつてあらゆるアーティストの収入源だったものです。結局、オンデマンドで音楽が聴けるのに、どうしてCDやオーディオファイルを購入するんでしょう?買うだなんて、全く意味がわからない。Spotify Premiumがあれば、たとえオフラインでも音楽を再生することができるのに。

 

普通のアーティストにとってストリーミングモデルは持続可能なものではない

もしアーティストが苦戦を強いられているなら、なぜ彼らはそのサイクルを促進し続けるのでしょうか?簡単に説明すると、他にあまり選択肢がないからです。レコードレーベル、仲介業者(例:ディストリビューター、マーケター等)、ミドルウェアプラットフォーム(例:iTunes、Spotify、Pandora等)が、音楽の流通の1ドルにつき0.85ドルもの額を吸収しています。

 

テイラー・スウィフトのようなアーティストは数年にわたってこのネガティブな慣習を非難し、結果的にスウィフトは2014年にSpotifyから自身の楽曲リストを削除して、2017年に戻ってきました。この決裂のあとにSpotifyは以下のツイートをしました。

 

「我々は彼女がすぐに考えを変えてくれることを願っています。それまでの間、『テイラーがいない間に聞きたい曲』をチェックしてみてください。」

 

DigitalMusicNewsによれば、アーティストはSpotifyで配信される一曲当たり平均して0.00397ドルを支払われています。これは、1週間で1400ドルを稼ぐためには週平均352,644回の配信を行わなければならないという事です。TechCrunchによれば、SpotifyとPandoraは売上の70%以上をレコードレーベルに支払っています。

 

一曲の長さは平均3分半であるため、Spotifyユーザーは月当たり429曲のストリームに貢献しているということになります――これは、月当たりの使用時間平均が25時間ということに基づいています。もしひとりのSpotifyユーザーが一月にただひとりのアーティストしか聞かなかったとしても、自分の好きなミュージシャンに1.7ドルしか与えることにならないのです。

 

暗号通貨とブロックチェーンを用いて取り組むことができる音楽業界の挑戦

いくつかの新しい暗号通貨プロジェクトは、音楽業界を悩ませる問題を解決することに着想を得ています。2015年頃までには、音楽業界は大幅に低下していました。Spotify、Pandora、Apple Musicや、インディーズと大手レコードレーベル両者と協力するその他ストリーミングサービスの努力が合わさって変化がもたらされる手助けとなりましたが、アーティストはその利益を得ることはありませんでした。

 

いくつかの暗号通貨プロジェクトは、分散型ロイヤリティと著作権データベースによって、曲が再生された瞬間にアーティストが支払いを受けることができるように取り組んでいます。宣伝になるのを避けるため、ここでは特定のプロジェクトの名を挙げることはしませんが、暗号通貨業界からたくさんの「音楽テック」プロジェクトが流れてきています――そして、そのうちのいくつかはアーティストに直接85%ものロイヤリティを支払います。

 

未来のアーティストの収益モデル

現代のストリーミングプラットフォームの道を開いたスーパースターは早めの導入によって利益を得ましたが、目立たない他のアーティストは混乱の輝きを浴びることができる点にいます。新しい時代のアーティストは新しい方法でお金を稼ぐ必要があります。

 

eスポーツのように、コンテンツクリエイターは新しい方法で目立ち、お金を稼がなければならず、ミュージシャンも同様です。いくつかの暗号通貨ベースの音楽テックプロジェクトが実を結ぶにつれ、アーティストには以下のアイデアが役立つかもしれません。

 

・アーティスト「証券取引所」(Michaela “Mickey” Shilohの発案)

・音楽の成功/人気の賭博市場

・P2Pネットワークを介した可変の音楽品質

・コンテンツクリエイターの協力。例えば、ミュージシャンとストリーマー、ユーチューバーの協力等

・自動的な募金による遠隔慈善コンサート(VR、AR等)

・コミュニティの形成とコンペ

・名称、音楽、画像のライセンス付与とゲーミフィケーション(例:CryptoKitties等)例えば、交換または閲覧ごとにロイヤリティが発生する音声つきトレーディングカード

・表現(例:ミュージックビデオ、ライブパフォーマンス)と引き換えに、自身のブランドと一致する企業からのスポンサーシップを求めること

・音楽を分散化させ、レコードレーベルなしでより高価なロイヤリティを支払う可能性のあるスタートアップを支援すること

 

主な要点

それらのアイデアの大半は既存のスマートコントラクトとブロックチェーン技術によって実行可能です。カギは仲介機能の排除――仲介業者を取り除くこと――そして分散化――ロイヤリティの「ブラックボックス」の存在をなくすためにデータベースを共有することです。それらのロイヤリティは約250億ドルを占め、2016年以降に米著作権局に申し立てられた「作者不明」の著作権侵害の主張は4700件に上ります。

 

もし十分な金額を稼げないなら、めそめそするのはやめて別のことに取り組むか、それに時間を費やすのはやめましょう。現代は自分の人生をコントロールする機会であふれていますし、ここから競争は更に激しくなるだけです。世界はできるだけ安くものを手に入れようとしています。企業は少ない手数で多くのお金を稼ごうとしています。

 

何か別のことをやって目立つか、さもなくば変化は訪れないでしょう。暗号通貨志向のスタートアッププラットフォームに早めに参加することは、成功への道を切り開くことにつながるいい方法です。自分に合ったプラットフォームをリサーチする必要があります。

 

この記事の翻訳元

Crypto Can Help Starving Artists Survive Music Industry Changes

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