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ディズニーのストリーミングサービス、開始前にもかかわらず既に大赤字

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ディズニーは、サービス開始前のディズニープラスを含む数々のストリーミングサービスを増強することで、最終的な収益に1億5000万ドルという莫大な衝撃がありそうだと述べました。しかしながら、デジタルコンテンツの覇者であるNetflixの地位を奪い取るための長い戦いによる損失の衝撃に対して同社が盲目になりつつあるのではないかという不安は拭えません。

 

ディズニーのCEOであるBob IgerとCFOであるChristine McCarthyは、同社の2019年第一四半期の業績発表会で、ストリーミング関連の巨額の現金流出について質問に答えました。ディズニーのライセンス免除が議題に上がった際に、幹部たちはあまり詳細を明かしませんでした。

 

ディズニープラスにまつわるすべての存在の懸念事項

ディズニープラスについて語りながら、Igerはこう述べました。

 

「社内には多くのすばらしくクリエイティブなエンジンがあり、そのどれもが才能、集中力、リソースをあわせて、ディズニープラスのプラットフォームのために強いコンテンツを開発し、プロデュースすることに専心しています。」

 

それはまことに結構なことですが、ディズニープラスの成長のために収益を諦めようとする姿勢は、投資家たちを戸惑わせるでしょう。ディズニーがライセンス収入を考慮しない意向であるという事実は、同社がこの利益の上がる領域にどれだけを望んでいるかを示すことになりました――おそらく、損害についても同様です。

 

ディズニーが映画大手企業でありつづけることに疑いはありません。大きく期待されている製品のひとつである「キャプテン・マーベル」は、今年リリースされ、ディズニーのライセンス契約の対象外となる初の大型映画となります。

 

McCarthyはこのように述べました。

 

「第二四半期に発表される『キャプテン・マーベル』についての事情を述べますと、これは我々の制作契約外となる初の映画になる予定です。したがって、ライセンス免除の開始を確認することができます。」

 

彼女は、損失が長期にわたって段階的になくなることはないと付け加えました。その代わり、今事業年度にヒットをもたらすでしょう。

 

「ライセンス免除については、二つのセグメント、つまりメディアネットワークとスタジオにまたがる予定です。2019年度については、年率の総計とあわせたライセンス収入は、我々の推定では、営業利益で前年比約1億5000万ドルの減少があるでしょう。下半期には負担が増大するでしょう。」

 

ディズニーの株主は心配すべきか?

ディズニープラスの実装によって起きる損失という事実について議論する以外に、ディズニーはそれらの収益への衝撃が同社の最終的な収益にどのように影響を及ぼすか考えています。それが問題です。

 

今日のCNBC Squawk Boxで、Winviewの会長であるTom Rogersがこの件に言及しました。彼は、ディズニーの制作能力は巨大だが、ストリーミングサービスの頂点にいるNetflixにはまだ対抗できないと述べました。最近の価格上昇もあり、Netflix会員がそれを離れることはありません。

 

コンテンツに対するNetflixの投資は利益を生みました。現在では、前四半期時点で、アメリカ国内だけで5800万人以上の会員を抱えています。

 

「Netflixの問題からは遠ざからなくてはなりません。誰もNetflixには追いつけません。そしてディズニーがNetflixに追いつけるとも思いません。しかしディズニーは、核となるビジネスの減少という問題への対処を本当に助ける資産価値を形成するために、Netflixに追いつく必要はありません。」

 

投資家たちが聞きたくないこと

経営幹部レベルの上層部が経済損失について語るのを聞きたい投資家はいません。投資家たちが聞きたいのは、いかにしてその損失を軽減し、前進するかです。

 

CCNが最近報じたところでは、Netflixは数カ月前の時点で全世界に約1億3700万人の会員がいると見積もっており、同社が2018年の第三四半期に定めた全世界の目標会員数1億4700万人に近づきました。Rogersによれば、会員の大半はNetflixオリジナルコンテンツに魅力を感じています。

 

「彼らがどれだけその部分に投資するのかが疑問です。収益報告にはそれに関するヒントは示されていませんでした。彼らは、もう行わないすべてのライセンシングにまつわる先述の機会について、大きな問題を抱えることになるでしょう。人々はオリジナルコンテンツを楽しみにしていて、それがかなりの追加出資になっています。そして、彼らが何を準備しているかの手掛かりを我々はまだ手に入れていません。」

 

Rogerは、ディズニーの評価額は長期にわたってストリーミング参入の試みに影響を受けるだろうと指摘しています。彼は、ライセンスの損失がどの程度続くか、現金への衝撃はどれだけ深いものか、そしてこのサービスが利益を生むまでにどれだけかかるかが疑問だと述べました。

 

この記事の翻訳元

Disney’s Streaming Service Hasn’t Even Launched and it’s Already Hemorrhaging Money

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