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次の大きなイーサリアムカンファレンスはブロックチェーンのほとんど全域に及ぶ見込み

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イーサリアムをベースとした最大級のハッカソンは、コロラド州デンバーで行われる、第二回目となる年一回の実施に向けて準備を始めています――今回は、イベントのほとんどすべての側面がブロックチェーン技術を活用することになります。

 

ETHDenverに出席するための申請から、プロジェクトの審査や投票まですべてが何らかの方法で、(もし複数でなければ)ひとつのブロックチェーンプラットフォームを通してサポートされると、カンファレンスの情報担当係であるHannah OreskovichはCoinDeskに対して述べました。

 

このイベントが許可された参加者には無料である一方、例えば、参加希望者は申請書の審査を早くするために一定量のイーサをかけることができます。そのイーサは、参加者がイベントにチェックインしたときに戻ってくるようになっています。

 

おそらく最も注目に値するのは、MakerDAO、Status、POA Network、Solidcoin、SendWyre、Quantstamp、Gitcoinを含む多くの著名なブロックチェーンスタートアップの提携により開発された端末相互間の決済システムが、2月15日から17日の集会で主役を務めるということでしょう。

 

「参加者全員が我々独自のウェブウォレットを受け取ることになります。そのウォレットには、buffiDaiと呼ばれる、Daiに固定されたローカルコインがあらかじめロードされており、ETHDenverにおける経済を動かすのに使われます。」と事務局は水曜日のプレスリリースで述べました。

 

昨年のColorado Coinと同様に、buffiDaiは出席者が「食事、お土産、飲み物、アクティビティや交換不可能なトークン」の支払いを行うのに使われる、とプレスリリースは述べており、更に販売者はすぐにトークンを法定通貨と交換することが可能なため、SendWyreの決済処理技術を通して「自身の銀行口座」にまっすぐ送金できると付け加えています。

 

「初めて現実世界で大規模に行われる一日限りの暗号通貨経済」と宣伝されているように、ETHDenverにおける待望のbuffiDaiの利用開始は、イーサリアム報奨金プラットフォームであるGitcoinの取締役であるAustin Griffithが作り出したxDaiウォレットの有用性を特徴づけています。

 

xDaiウォレットは、ほとんどの暗号通貨ウォレットとは違い、迅速かつ一時的な仕様に特化して設計されています。出席者が「お土産袋」内の現実のコインに埋め込まれたQRコードをスキャンすることで、ウォレットはユーザーが使っている携帯電話のウェブブラウザ上で直接稼働します。

 

「ウェブページが読み込まれるやいなや、人々は食べ物屋台にまっすぐ向かい、メニューのコードをスキャンし、ホットドッグを持って歩き去ることができます」とプレスリリースには記されています。

 

ETHDenverの幹部であるJohn Pallerはこの技術革新についてCoinDeskに語りながら、期間限定の経済を作り出すためになされるブロックチェーンプロジェクト間の「大きなコラボレーション」は、彼の意見では、試みのあらゆる面で「最も興味深いもの」だと言いました。

 

「それは興味深い実験でありコラボレーションでした……我々には目標があり、私は彼らのところに行って、こう言いました。『ほら、これが私が作りたいものだよ。これが私たちが去年学んだものだ。これが上手くいったもので、これが上手くいかなかったものだ。ここからどうしよう?』」と、Pallerは言いました。「そして、あなたがそれを知る前から、人々はこの取り組みに参加し、協力し、進んで時間を提供していました。」

 

暗号通貨で簡単に

加えて、MakerDAOのコミュニティ開発トップであるRichard Brownは、決済システムへの優良なブロックチェーンプロジェクトの貢献を説明しました。

 

「ステータスウォレットは、ローカルコインをより安全に保管する方法を求めている参加者のbuffiDaiトークンをサポートします。」とBrownはCoinDeskに語りました。「POAネットワークは、我々がシステムの動力として迅速かつ安全なブロックチェーンを確保する手助けとなりました……Quantstampは我々の契約の監査に喜んで積極的に参加しました。」

 

SendWyreから販売者の銀行口座に送られる「出口ランプ」である手持ちのbuffiDaiまでの「統合ヘルプ」について詳細に説明しながら、Brownは、buffiDaiひとつひとつが丁度1USドルの価値があり、このシステムに参加するユーザーは「単一のQRコードをスキャンすることで」きっちりと行われることになるだろうと述べました。

 

「このプロジェクトはすべて使いやすさにまつわるものです。我々は、はじめて暗号通貨に関わったときから、多くの人々が抱えるユーザーエクスペリエンスの問題を解決しようと試みています。」とBrownは説明しました。「実験全体が、セキュリティと利便性の間のバランスを探ることを前提としています。」

 

成功すれば、この先行われる全ての「お祭り、ファーマーズマーケット、カンファレンスなどのような、販売者とサプライヤーのサポートを目的とした、局部的な期間限定の経済」に同じモデルが適用されることができるとBrownは予測しています。

 

しかし、今年は、ETHDenverはイベント参加者の急増を期待しています。

 

「暗号通貨の冬の真っ最中」にありながらも、PallerはCoinDeskに対して、去年約1500人であったカンファレンスへの参加者は、現在のところ2000人以上を見込んでいると述べました。

 

「この理由は、我々が投資家向けのイベントではなく、開発者向けのイベントだからではないかと考えています。」

 

今年のETHDenverの4つのメインテーマは、「社会とシステム、一般への普及、ビジネスと資本3.0、開発者ツール」であり、Pallerはその目標が「人々の教育のみならず、暗号通貨のこの先の未来を垣間見ることができるような、完全に体験型のイベントを彼らに体験してもらうこと」だと強調しました。

 

Art DAOへの準備はいい?

方法の一つとして参加者はブロックチェーン技術を学ぶだけでなく、年一回のArt Maker Spaceを通して実際にそれを目にすることができます。

 

ブロックチェーンスケーラビリティと相互運用プラットフォームであるTruebitの協力、MIT Mediaとの連動により開発された、物理的なジオデシックドームが「芸術分散型自治機構(DAOs)」と呼ばれる、ブロックチェーン上のデータを表す生成的芸術作品をホストします。

 

Truebitでオペレーションとクリエイティブを主導するJessica Angelは、CoinDeskにこう説明しました。

 

「Art DAOs――芸術の一形態としての人工知能だと考えてください。そして、Truebitの技術を利用してイメージを生成する計算パワーを作り出すことができます。」

 

ワークショップは「ハッカーとビルダー」がTruebitによって新しくデザインされた開発者ツールを等しく利用し、「芸術とブロックチェーンの交わり」を調査して自分自身のユニークな芸術作品を作る手がかりとなります。

 

「これは、理解しづらいツールで遊ぶ楽しいやり方です。ある種、ブロックチェーンとその技術的・知性的な部分を、芸術を利用して簡単にするものです。」とAngelは言いました。

 

Maker Spaceが「はじめは人々の教育に利用され、アートを通じてブロックチェーンをアクセスしやすいものにする」ことを説明しながら、Angelはブロックチェーン業界における協働の重要性について、PallerとBrown両方の意見に同意しました。

 

先のことをPallerはこう予想しました、

 

「私の考えでは、協働は我々が構築する様々な種類のエコシステムツールにとってもっと当たり前になるでしょう。高度に成功した暗号システムを例にとってみても、私は、我々がサイロ化された開発を経験することになるとは思いません。」

 

この記事の翻訳元

The Next Big Ethereum Conference Will Run Almost Entirely on Blockchains – CoinDesk

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