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IBM、Aetna、PNCが1億の医療保険に対応した医療データブロックチェーンを研究

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IBMは、慎重に扱うべきデータの共有方法を改善し、栄養機能表示やトランザクションをより効率化するために、ヘルスケア業界の主要企業団体と提携します。すべては「ブロックチェーン基盤のエコシステム」形式で行われます。

Aetna(昨年11月に薬局であり健康保険会社であるCVS Healthによって買収されました)、健康保険会社のAnthem、Health Care Service Corporation(アメリカ最大の顧客保有健康保険会社)、PNC Bankによるこの取り組みにIBMが参加したことが本日報じられました。これらの企業は合わせて1億近くの健康保険を占めています。

IBMは、今後数カ月の間に他の保健機関、医療サービス機関、スタートアップ、テック企業を含む新しいメンバーがこのHealth Utility Networkに加わるだろうと述べました。

IBM Watson Healthの支払担当本部長であるBarbara HayesはCoinDeskに対してこのように述べました。

「IBMは創立メンバーのひとつですが、創立メンバー同士は皆同じ金額を出資しています。ヘルスケアシステムにおいて発生しているとてつもない量の無駄、1ドルあたり40セントから50セントの無駄を狙う競合他社と協力することはとても大切なことです。」

Hayesは、ヘルスケアのような業界の変革は、非効率性と無駄の排除、見識や進んだ予測を追求することを意味していると言いました。「ヘルスケアにおいて、このような非効率は臨床分野や管理分野で生まれています。あるいは単にシステム内で発生する摩擦が、良くない顧客体験につながっています。」と彼女は述べました。

IBMの知的財産担当本部長であるBill Lafontaine博士はこう付け加えました。

「我々はSDKやその他プラットフォームへリンクするための方法を提供する予定です。これはかなりオープンなものにするつもりですが、その理由はメンバーの多くが異なる技術を提供しており、すでにそれに投資がなされているため、その投資にたいしてより早く効果が得られるからです。」

競合するプロジェクト

しかしながらIBMは、サイロ化され断絶したヘルスケア業界のために、ブロックチェーンの持つ不変性と透明性を活用しようと試みるただひとつのテクノロジー企業ではありません。ブロックチェーンヘルスケアの業界に含まれる有名企業の名前をいくつか上げるならば、Change Healthcare、Hashed Health、Guardtime、Gem、SimplyVitalなどがあります。

このような混みあった業界では、IBMが合弁企業のライバルに直面していることも驚きではありません。例えば、昨年の4月に健康保険のトップ2社であるHumanaとUnited Health Groupが、ブロックチェーンの試験を行うためにデータプロバイダーであるQuest Diagnostics、Multiplan、Optumと提携しました。

ProCredExと呼ばれる別のヘルスケアブロックチェーンが昨年11月に発表されました。それは医師・歯科医師の資格を保存し共有することに焦点を合わせており、業界における時間やコストの削減を期待されています。

ヘルスケア以外では、PNC Bankは自社のブロックチェーンにまつわる行動を公表しており、リップルのxCurrent決済システムを国境を超えた取引に利用するため調査を進める銀行のグループに加わっています。

PNC Treasury Managementの製造部門トップであるChris Wardは声明で、ヘルスケアにおけるIBMとの協力によって、患者・支払人・提供者が支払いを管理することが容易になると言い、以下のように付け加えました。

「この技術を利用して、我々は摩擦や複製をなくし、業界を悩ませ続けている管理コストをなくすことができます。」

この記事の翻訳元
IBM, Aetna, PNC Explore Medical Data Blockchain for 100 Million Health Plans – CoinDesk

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