仮想通貨解説

誰でも仮想通貨が発行できる!?今話題の仮想通貨プラットフォーム「Waves」を徹底調査!

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現在、この世界で流通している仮想通貨の種類はおよそ1000種類を超えていると言われています。取引所へ登録されていないような、ごく小さいICOトークンなどを含めるとその数はさらに膨大なものとなるでしょう。

しかし、だからと言って仮想通貨を自分で立ち上げようとなると、なかなか難しそうにも見えるもの。なんとなく「物凄い手間とお金がかかるんじゃないか」「高性能なパソコンが何台も必要なんじゃないか」なんて思っている方も多いのではないでしょうか。

ですが、今回ご紹介する仮想通貨プラットフォーム「Waves」を知って頂ければ、そんな思い込みはすぐに晴れるはず。なんとWavesを使えば、たった数百円かけるだけで自分の仮想通貨(独自トークン)が発行できちゃうんですよ。

今回はそんな新進気鋭の仮想通貨プラットフォーム、Wavesについてご紹介していこうと思います。

Wavesとは?

通貨名 WAVES
承認アルゴリズム LPos
発行上限枚数 1億枚
時価総額 約330億円(2019年1月現在)
リリース 2016年4月
公式サイト https://wavesplatform.com/
ホワイトペーパー https://blog.wavesplatform.com/waves-whitepaper-164dd6ca6a23?gi=d7eab70477cf

それではまず簡単に、Wavesがいったいどのようなものなのか、その概要をご説明していきましょう。

Wavesは、独自のプラットフォーム「Wavesプラットフォーム」のこと、あるいはそれを元として作られたトークン「WAVES」のことを指します。今回本記事では、「Waves」というワードは主に「Wavesプラットフォーム」のことを示すのでご注意ください。

Wavesの特徴

さて、そんなWavesにはいくつかの特徴が存在します。

LPoS(Leased Proof of Stakes)方式の採用

このWavesは、LPoS(Leased Proof of Stakes)方式という珍しい手法で取引の承認を行うプラットフォームとなっています。

通常のPoS方式では、ビットコインなどの方式(PoW, PoIなど)とは異なり、より多くのコインを持っているユーザーであればあるほど取引の承認を行いやすくなり、その対価として利益を得ることのできる仕組みとなっています。

例えば、通貨を100枚持っているユーザー、50枚持っているユーザー、10枚持っているユーザーがいたとしましょう。

すると、マイニングを行える量、すなわち新規発行通貨を得られる量はそれぞれ100回、50回、10回……のように比例するのがPoS方式です(もちろんここまで簡単な話ではありませんが、ここでは分かりやすくするためにあえて単純化しています)。

そして、WavesではこのPoS方式をさらに進化させたLPoS方式を用いています。これは、ユーザーが一時的に通貨を他のユーザーへと貸し出すことで、まとめて通貨の量を算出し保有量を多く見せることができるようになっているPoS方式のこと。

これによって、一ユーザーごとの通貨保有量が少なくてもマイニング報酬を得やすくなる仕組みになっているのです。

分散型取引所(DEX)で運用される

Wavesでは、取引所を中央集権型ではなく分散型で運営しています。中央集権型では情報を中央に集積するため、悪意を持った管理運営者やハッカーにより資産を盗まれる可能性がどうしてもつきまといます。しかし、分散型取引所では情報が分散します。そのため、管理者の悪意を持った行動や、ハッカーによるハッキングにより、資産を盗まれてしまうリスクは非常に低くなるのです。

仮想通貨WAVESは法定通貨との交換が可能

仮想通貨WAVESはクレジットカードやデビットカードを通じ、法定通貨と交換できます。購入にはWaves Walletが必要となりますが、数分で行うことができます。

他の仮想通貨との交換も可能

仮想通貨WAVESは、以下のようなメジャーな仮想通貨と交換することも可能です。

  • ビットコイン(BTC)
  • ビットコインキャッシュ(BCH)
  • ビットコインSV(BSV)
  • イーサリアム(ETH)
  • ライトコイン(LTC)
  • ジーキャッシュ(ZEC),
  • ダッシュ(DASH)
  • モネロ(XMR)

処理速度の早さ

処理速度の早さも、Wavesの大きな特徴です。

2017年に発表されたWaves社による処理速度の検証結果では、ビットコインやイーサリアムと比べ、Wavesは驚異的な処理速度を記録しています。ビットコインが毎秒3トランザクション、イーサリアムが毎秒5から6トランザクションのところ、Wavesはなんと毎秒190トランザクションを達成したそうです。

【参考】Shopify announces new partner and developer tools, plus an AI-powered fulfillment network

Wavesのメリットは「30分程度で簡単に新規通貨が発行できる」こと

Wavesの大きなメリットは、「Wavesを用いた新規通貨の発行が非常に容易」ということです。

通常、独自トークンを発行するためには他の通貨でオープンソースなものを利用し自分で環境を構築するか、あるいはイーサリアムなどにあるような既に存在する独自トークン発行サービスを使用しなければいけません。

しかし、こういったサービスはしばしば煩雑な手続き、あるいは非常に高度なプログラミングスキル・ブロックチェーンに関する知識を必要とします。これでは、少し独自トークンに興味がある程度の方では手を出しにくいですよね。

ですが、Wavesプラットフォームを使って独自トークンを作れば、ものの30分や1時間で独自トークンが簡単に発行できてしまうのです。

作り方は非常に簡単。まずGoogle Chromeの拡張アプリケーションとして公式のWavesクライアントをインストールし、そこから新規ユーザー登録を済ませたあと、Bittrexなどの取引所で購入した1WAVESを手数料として通貨を登録するだけ。

詳細な手続きの方法などは他に譲りますが、たったこれだけの手間で自分の通貨を作れてしまうのですから、夢が広がりますよね。もちろんこれだけでは通貨に何ら価値はありませんので、その後どうするかは皆さんのアイデア次第。

ポイントカードやスタンプカードのようなものとして用いるもよし、インターネット上で配布したり、ICOを行って資金調達をしたりするもよし。Wavesは、もしかしたら皆さんの夢や野望を叶える大きなファクターになるのかもしれませんね。

Wavesのデメリットは

他のプラットフォームと比べ時価総額で劣り、仮想通貨WAVESを日本の仮想通貨取引所で取引ができないというデメリットがあります。

他のプラットフォームに時価総額で劣る

プラットフォーム型の仮想通貨には、Waves以外にもイーサリアムやEOS、NEMなどがあります。Wavesプラットフォームは、これら他のプラットフォーム型仮想通貨と比べ、知名度や発行されたトークンの時価総額において劣っています。

仮想通貨の分析を行っているDataLight社は、2019年6月7日にプラットフォーム型ブロックチェーンネットワークの分析結果を発表しました。これは、代表的なネットワーク10個を、ネットワーク自体の時価総額、およびそのプラットフォームから発行された時価総額で順位付けしたものです。これによると、ネットワーク自体の時価総額において、Wavesは8位、トークンの時価総額においては7位という結果となりました。

このように、他のプラットフォームと比較し、Wavesは市場規模が小さいことがデメリットとして挙げられます。

【参考】Comparing Ecosystems of the Top-10 Crypto Platforms – YouTube

仮想通貨WAVESは日本の仮想通貨取引所で購入できない

また、現在仮想通貨WAVESは日本の仮想通貨取引所で取引できないことも大きなデメリットです。

仮想通貨WAVESは、Binance、Bittrex、Huobi、bithumb、Tidex、OKEx、Upbit、ShapeShift、Changellyといった仮想通貨取引所で取引できますが、これらはすべて日本国外の取引所です。日本語に対応しておらず、日本円と直接交換することもできません。海外の仮想通貨取引所の利用に慣れていない方にとっては、少々扱いづらい仮想通貨であると言えます。

Wavesの将来性

相対的な知名度も低く、時価総額もまだまだ小さいWavesプラットフォームですが、だからこそこれからの伸び代に期待されます。

これまで説明したように、処理速度も速くセキュリティ的な安全性も高いWavesは、ビットコインやイーサリアムよりも優れている点が多くあります。その性能が評価され、企業を中心にWavesを活用した新規通貨の発行が活発になれば、Wavesがその地位を大きく向上させることも大いにありえるでしょう。

おわりに

今回は、独自のブロックチェーン技術を用いた仮想通貨プラットフォーム「Waves」についてご紹介して参りました。

今回ご紹介した内容は、Wavesにまつわるほんのさわりでしかありません。ご紹介しきれていないWavesの特徴やその成り立ち、あるいは通貨としての「WAVES」に関する話など、まだまだWavesには魅力がたっぷりとあるんですよ。

もし興味を持った方がいらっしゃったら、上述したホワイトペーパーを読んでみたり、インターネットで情報を得たりしてみてはいかがでしょうか。もしかしたら、意外な情報やアイデアを見つけられるかもしれません。

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