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ブロックチェーン技術とKYCで本人確認がカンタンに!?今話題の「KYC」を徹底解説!

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銀行口座やクレジットカード、住宅ローンの開設、仮想通貨などを含む投資取引、お酒やタバコ、馬券や宝くじなどの購入など、一昔前には所定の窓口でしか出来なかったものが、現在ではインターネットを介して行えるようになりました。

しかし、今でもこれらには本人確認というステップを踏む必要があります。ある時は本人確認書類を写真データで送り、ある時は郵送されてくる書類を受け取り、などといったことを経験したことのある方も多いことでしょう。

そして、しばしばこういったステップは面倒くさく感じられるもの。また、このような手間を踏むよりも窓口で手続きをしてしまったほうが、結局手早く手続きを済ませられることも多いものです。

ですが、このような現状が打開される日もすぐ近くまで迫っているのかもしれません。解決の糸口となるのは今話題になっているブロックチェーン技術、そして「KYC」の2つ。このKYCがいったいどのようなものなのか、本記事ではご紹介していきます。

「KYC」とは?

それではまず、「KYC」とはいったいどういった意味なのか、簡単にご説明していきたいと思います。

KYCは「Know Your Customer」の略称で、日本語に直訳すると「顧客の本人確認手続き」。KYCという言葉自体は主にブロックチェーンを用いた本人確認手続きプログラムを指すことが多く、人員コストや手続き時間を削減するために近年KYCの開発が進められています。

銀行や取引所などへ、何度も何度も本人確認手続きを行うのは非常に煩雑なもの。ですが、KYCが用いられることでブロックチェーン上へと本人確認に関する情報が蓄積され、提携企業への確認をまとめていっぺんに行うことが出来るのです。

最近では、GMOインターネット株式会社がオープンソースでデモアプリケーションを提供していたり、金融庁主導で金融機関数社がKYCの実証実験を行っていたりするのが有名なところでしょうか。

将来的には、インターネットバンクや投資取引系アプリケーションなどに統合されることでシームレスな口座の開設・取引の開始などを出来るようになるのだそうですよ。

KYCの仕組み

それでは次に、KYCがどのような仕組みで作られているのかを簡単にご説明していきたいと思います。

まず本人確認を行うユーザーは、所定の機関へと自分の本人確認書類、そして署名を登録します(ここで言う「署名」は、本人確認書類に相違が無いということを確認するため、ユーザー側の端末が自動生成するものです)。

すると本人確認を行う機関はその情報を確認したあと、ユーザーから得た署名および個人情報から生成されたデータを紐づけてブロックチェーン上に記録します。

そしてその後本人確認を行いたい場合、金融機関などは認証機関から、ユーザーが提出した「署名」を用いてブロックチェーン上から本人確認情報についてのデータを確認します。これによって、直接金融機関などへと本人確認を行わずとも本人確認が可能となるわけです。

この手法にはいくつかの利点があります。まず初めに、ブロックチェーン上へと記録されるのはあくまで本人確認情報それ自身ではなく、本人確認情報から生成された一見ランダムなデータであることが挙げられるでしょう。

そのため、認証機関さえきちんと情報を保護しておけば、金融機関・ユーザーともどもプライバシーなどの問題を気にせずに本人確認を行うことが出来るのです。ブロックチェーン上の情報であることもあり、改ざんなどの心配もありません。

また、いちいち本人確認書類を確認したり書類を郵送せずとも本人確認が可能となるため、非常にスピーディーな取引開始が出来ます。書類を確認する手間も省けるため、人員コストも大幅に削減することが出来ると言えるでしょう。

このように、KYCによって今まで非常に煩雑だった手続きが簡単に行えるようになったのです。

おわりに

今回は、KYCとはいったいどのようなものなのかについて、その概要をご説明いたしました。まだすぐに実用化するという段階のものでもありませんが、既に実証実験が始まっていることもあり、近い将来民間ベースへと浸透していくのは容易に想像できます。

ブロックチェーンという技術は、仮想通貨取引と全く関係のないように見える世界でもどんどんと取り入れられています。今後どのような進歩を見せていくのか、どのような活用がなされるのか非常に楽しみですね。

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