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Apple、「プロジェクト・タイタン」の従業員200人を一時解雇――この巨大テクノロジー企業は自立型「アップル・カー」を断念か?

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CCNより:Apple社の自動運転車構想であるプロジェクト・タイタンが、今週200人以上の従業員を一時解雇したことをCNBCが報じました。

このビジネスニュースチャンネルは、Appleの従業員の一部は自動運転車部門から別の部門に移されることも報じました。Appleの広報によると、それらの配置転換された従業員は機械学習や同社の他のプロジェクトに関わるようです。

この解雇をよそに、Appleは自動運転車に引き続き力を注ぐことを表明しています。

「我々は自立型システムの大きな可能性と、そこにAppleが独自の能力をもって貢献できること、そしてそれがこれまでで一番野心的な機械学習プロジェクトであることを信じ続けます。」

プロジェクト・タイタンの新たな幹部

プロジェクト・タイタンに新たな指導者が就任してから半年以内にプロジェクトの再編が行われるでしょう。8月、AppleはTeslaの技術担当統括責任者であるDoug Fieldを引き抜き、Bob Mansfieldとともにプロジェクト・タイタンのトップに任命しました。Bob Mansfieldは、プロジェクトの前責任者Steve Zadeskyが唐突に退任した後を引き継ぎました。Teslaに入る前、FieldはAppleでMacのハードウェア技術の統括責任者として2013年まで働いていました。

プロジェクト・タイタンを再構築するのはAppleにとって初めてではありません。2016年には、このiPhoneメーカーは該当部門の数百人の従業員を配置転換し、他の部門に移しました。解雇された者もありました。その際、Appleは自動運転車の開発から自動運転車ナビゲーションソフトウェアの開発に焦点をシフトしている、と報じられました。

プロジェクト・タイタンがこうなるのは初めてではない

極秘のプロジェクト・タイタンが初めて世間の知るところとなったのは2015年のことでした。その極秘構想の最盛期には、1000人以上の従業員を抱えていたと推定されます。それから、このiPhoneメーカーが「アップル・カー」を2020年までに発表するといううわさが広まりました。時間が経つにつれ、その噂は段々疑わしいものになってきました。

AppleのCEOであるTim Cookは以前、同社の構想全てが日の目を見るわけではないと述べました。

「我々は編集を繰り返しています。やることよりも多くの事柄について話し合います。そして、たくさんの事柄について議論し、実行に移すことはそれよりずっと少ないのです。」

フォルクスワーゲンによる引き抜き

近頃の一時解雇のかたわら、プロジェクト・タイタンは今月初旬に主要な幹部一人を自動車メーカーのフォルクスワーゲンに取られてしまいました。ロイターの報道によると、Alexander Hitzingerはフォルクスワーゲンの商用車両部門の技術開発責任者となるため、Appleの自動運転車部門を離れました。

プロジェクト・タイタンのこのニュースの後も、Appleの株価はほとんど変わりませんでした。

この一時解雇は、Appleの自動車業界における競合相手であるTeslaもまた従業員の解雇を行った時期に起こりました。今月の初め、Teslaは全従業員の7%を解雇すると発表しました。

WaymoとUber Technologies―最新状況

一方で、Googleの自動運転車開発子会社であるWaymoを含む、他の自動運転車構想は順調な進歩を続けています。今週、Waymoは世界中の自動運転車専用の製造工場をミシガン州に建設することを発表しました。

また、一カ月と少し前、乗車サービス大手のUber Technologiesは自動運転の現実世界でのテストを再開しました。これは、同社の自動運転車のひとつによって引き起こされた死亡事故に続く9カ月以上の中断の後に起こりました。

この記事の翻訳元
Apple Lays Off 200 'Project Titan' Employees – Is the Tech Giant Giving Up on the Autonomous 'Apple Car’?

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