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NASDAQの前執行役員、ブロックチェーンスタートアップであるConcordiumに加わる

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昨秋NASDAQヨーロッパの副会長を退任したHans-Ole Jochumsenが、コンプライアンス機能を備えた暗号通貨の開発を行うスイスの非営利団体Concordium Foundationの諮問委員会に加わりました。

CoinDeskのために明かされた情報によると、JochumsenはConcordiumのコンプライアンスへの取り組みを指導し、課税、顧客確認(KYC)の実践、トランザクションの出処に関する専門知識を提供します。

この株式市場のベテランはCoinDeskに対して、NASDAQで働いているときから既にブロックチェーン技術に興味を持っており、その活動にまつわる「複数の活動やプロジェクト」、例えばNASDAQのエストニア支社の株主に向けたブロックチェーン基盤の電子投票に関わってきたと述べました。彼は、ブロックチェーン技術には、彼が数十年働いてきた業界における世界的なトランザクションのコストと所要時間を急速に削減する見込みがあると説明しました。

「金融機関はとても複雑な機構であり各国がそれぞれのやり方を持っているために、なにかグローバルなことをしようとすれば、ものすごく複雑なことになります。さらに言えば、もし仕事が完結しても誰かがそのために料金を払わねばならず、それを客と呼んでいる、ということを多くの人々が忘れています」とJochumsenはCoinDeskに述べました。「Concordiumには、世界的な金融業界が必要としているものに対する卓越したビジョンがあります。」

Saxo Bankの前CEOであり創立者のLars Seier Christensenによって創立されたConcordiumはプルーフ・オブ・ステークのブロックチェーンに取り組んでおり、テストネットの公開を「次月のうちに」行う計画であると、ChristensenはCoinDeskに対して述べました。

「この領域(ID/KYC)において強いこだわりと専門知識を持った初の行動者として、我々はまだ遅れていません。初期世代のブロックチェーンと暗号通貨は、様々な誇大広告にもかかわらず、リアルなビジネスでの使用を達成できなかったため、我々はむしろ未だ始まっていないリアルなゲームに対して本当に第一の存在なのです。」と彼は言い、以下のように付け加えました。

「次の時代は今始まろうとしていて、パブリックブロックチェーンの可能性がやっと公開され始める時期になるでしょう。」

Concordiumの調査チームには、デンマークのオーフス大学出身の暗号通貨の専門家が含まれており、ハッシュアルゴリズムの動作原理を支えるMerkle–Damgård構造の共同開発者であるIvan Damgårdが最近、暗号通貨の主任教授として参加しました。

金融からフィンテックへ

JochumsenはNASDAQで9年間を過ごし、そのうちほぼ3年間は会長、1年間はヨーロッパの副会長として、同取引所のヨーロッパにおける展開の責任を負っていました。

NASDAQの前は、彼はコペンハーゲン証券取引所のCEO兼会長として働き、ストックホルム証券取引所との合併を率いました。彼はスカンジナビアの取引所であるOMXが2018年にNASDAQに買収される前に、そこの会長としても働いていました。

2017年10月、NASDAQは60歳を控えたJochumsenが、その年に引退することを発表しました。NASDAQのCEOであるAdena Friedmanは同取引所の内部的な回覧状で彼を「真のメンターであり、パートナーであり友人」と呼びました。

同時に、Jochumsenはロイターに対して、自身がニューヨークを拠点とするフィンテック企業と、顧問役について話し合っている最中であると述べていました。

確かにその後彼はすぐ、金融サービス企業の書類フローを自動化することを目的としたスタートアップであるAlkymiの顧問を始めました。

現在彼はNordax Bank ABの会長、Nykredit A/Sの非常勤執行取締役、Alkymの上級顧問を務めています。

この記事の翻訳元
Former NASDAQ Exec Joins Blockchain Startup Concordium – CoinDesk

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