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2018年を5つの単語で表すと――ICO と イーサリアム は 死んだ

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その人がSpencer Bogartでもない限り、大体の人は2018年が暗号通貨にとって悲惨な年であったことに同意するでしょう――ツイッターのフィードには書かないまでも。もし今年を5つの単語にまとめるなら、こんなのはどうでしょう。「ICOとイーサリアムは死んだ。」

フォーラム、Telegramグループ、Slackチャット、イーサリアムの崩壊、ICOの未来、FUD、ゴミ箱に行きつくのではないかという個人的な不安など、いやな予感は尽きません。しかし、ゴシップや憶測を超えて、業界の内部関係者はどのような意見を持っているのでしょうか?

ここに、OKEx、ShapeShift、SFOX、Decred、eMusic、ICOx Innovationsの経営トップが2018年のこれまでと来年注目の事柄についての意見を表明しています。そのうちいくつかの意見は驚きをもたらすでしょう。

ビットコイン価格は操作されてきた

OKExの運営責任者であるAndy Cheungは、市場が機関投資家によって操作されており、ひとたびその価格が3,000ドル付近になれば、有力な投資家が乗り込んでくることによって価格が回復するタイミングになるだろうと考えています。彼はこう言います。

「私は個人的に、人々がそれを押し下げていると思っています。なぜなら、我々はよりたくさんの昔かたぎで組織化された人々に市場へ参入してほしいと考えているからです。価格が高すぎたため、人々は『これは一体なに?』というような状態でした。現在、価格は良い状態ですから、昔かたぎの人も実際に暗号通貨の領域に参入できて、そこから段々と価格を上げていけばいいのです。3,000ドルでの購入はとても安価ですし、そこから価格が上がっていくことを私は信じています。」

ICOとイーサリアムは死んだ

Decredの共同創立者であるJake Yocom-Piattは、2018年ビットコイン価格についていくつかを飾らない言葉で語りました。

自立したデジタル通貨がコミュニティのインプットと開発のための持続的な資金調達に重点を置いたように、彼はすこし偏ったものの見方をしているようです。2018年はICOをやっつけただけでなく、イーサリアムもまた虫の息であることを彼は認めています。

「2018年、ICOモデルは死に、イーサリアムは燃焼停止し、dAppsとトークンはゼロになり、ERC-20プロジェクトは堂々と現金を獲得する規制を避けるためだけにとてつもなく独創的なビジネスモデルを生み出しています。これらの失敗を観察することで、ブロックチェーンを動力とした未来は手っ取り早い解決法ではないという考えが強まりました。大衆への普及を構築し勝ち取るには、何十年もの時間と忍耐と寿命が必要になるでしょう。」

2019年の機関投資とステーブルコイン

機関投資の話は聞き飽きてしまっているでしょうね。しかし、CMEとCBOEが当初期待されていたような札束をウォールストリートから持ってくることができなかった一方で、BakktとFidelityのようなプロジェクトは異なる提案を行おうとしています。

物理的に契約された先物取引は、少なくとも、投機的なトレーダーがその価格に賭けるためにビットコインを買わなくてはならないことを意味します。そしておそらくMicrosoftやStarbucksのような企業の参入は、ゲームの流れを変えるかもしれません。

機関投資家向け暗号資産管理プラットフォームを構築している一流暗号通貨ディーラーSFOXのCEOであるAkbar Thobhaniは、明らかに、大手企業を参入させることに関心を持っています。彼はこう言います。

「2018年はインフラの著しい発展と機関投資家の買い埋めに特徴づけられた年でした。近頃の下げ相場にも関わらず、この傾向は来年も続くでしょう。価格が回復するにつれて、最低でも5,000万ドルかそれ以上のICOがSECに登録されるか、その承認を受けて運営されるだろうと私は考えています。

Fidelityのような企業が401kの投資商品に暗号通貨を含める姿も見られるかもしれません。加えて、2018年のほとんどのステーブルコインの取り組みはアメリカに集中していましたが、2019年にはより多くの国が自身のステーブルコインを取り入れるでしょう――そしてその結果、ステーブルコインの量は、上位5つの暗号通貨の取引量をトータルで上回るでしょう。」

バブルの崩壊は一見して不幸でも実は幸福となるもの

既存企業向けにブロックチェーンを通じてビジネスを成長させるための暗号商品を作っているICOx Innovationsの会長であるCameron Chell は、2018年の下げ相場は実のところ良いものだったと考えています。価格の下落にも関わらず、多くの有名企業がブロックチェーン技術へ興味を持ち始めましたし、これからも保ち続けるでしょう。

「IBM、Walmart、Kodakのような立派なブランドがブロックチェーンのベストマインドのうちいくつかと提携し、いくつかの業界を挙げて、サプライチェーンと知的財産保護に透明性をもたらそうとしています。一方で、Goldman SachsやFidelityのような巨大機関は、暗号通貨に特化したデスクを開設しました――その象徴として、憶測は別にして、暗号通貨は長期にわたる試合であり、誰もが注目しています。暗号通貨の投機バブルは2018年にはじけましたが、それは一見して不幸でも実は幸福となるものです。それにより熱狂は冷めて目立たなくなり、2019年に現実世界におけるブロックチェーンアプリケーションが前方へ出てくるための道を開くことになるでしょう。」

ICOの逆転の年

音楽の配信と決済のためのeMusic Blockchain Project を通じてブロックチェーンを全面的に取り入れた、初の大きな音楽プラットフォームeMusicの会長であるTamir Kochは、ICOの逆転が来る年の状況を支配するだろうと言います。バケツいっぱいの開業資金を集めることは、ホワイトペーパーとアイデアを公開するだけ簡単なことでは最早なくなるでしょう。

「市場の停滞にも関わらず、2018年は暗号通貨の主流への普及が加速し始めた年でもありました。私の考えでは、2019年は大きな一歩を踏み出す年であり、暗号通貨を受け入れる決済会社のように、暗号通貨を採用する大企業が現れ、一般への普及を後押しするでしょう。2019年はICOの逆転の年ともなるでしょう。ホワイトペーパーと夢しか持っていない会社の時代は終わりました。」

ビットコインは永遠だ

最後に、ShapeShiftの共同創立者でありCOOのJonが、ビットコインに弔いの鐘を鳴らす批評家やすべての否定論者を黙らせます。大衆に希望というアヘンを売りつけるよりも、去る一年は良いものではなかったことを認めつつ、ビットコインにはまだまだ努力の余地が残されている、と彼は評価しています。

「最近の暗号通貨市場の下落を隠すつもりはありません。投資家がより控えめになる姿や、通貨が、もはや急落はしていませんが、相対的価値を取り戻そうともがいている姿を見てきました。しかし、ビットコインは死んだという主張はばかばかしいものです。過去にもそう宣言されるのを聞いたことがありますし、これからも繰り返し聞くことになることは疑うべくもありません。それは真実ではないとわかっていますし、2018年は業界中の企業にとってハイペースな技術的革新の発展の年でありました。はい、下げ相場は問題ですが、始まりと終わりのある期間であり、何年にもわたって繰り返されるサイクルの一部です。

ShapeShiftとして、我々は次に来るものに照準を合わせています。2019年は、Lightning Network、Ethereum、その他のスケーリングに取り組み続けるプロトコルを見られることに、私はとてもワクワクしています。著しい発展を続けているそれらを見ることはとてもエキサイティングです。」

考慮すべき意見

いかがでしたか。アナリストたちが、暗号通貨が月に到達する時期について大胆な予想を競って立てていた去年とは違い、数名の関係者はICOとイーサリアムは終わったと発言しています。価格よりもプロトコルへの注目がかなり多くなっています。

しかし、どの意見もほとんど同じ道につながっているようです。ブロックチェーン革命は我々の予想より長く続くことはありませんが、我々は正しい方向に向かって進んでいるということです(ただし、イーサリアムを保有していない場合に限ります)。

終わりに、Yocom-Piattの言葉を引用します。

「ドットコムバブルと同じように、重要なのは忍耐力です。ドットコムクラッシュを生き延びた企業は、ガスが尽きた企業を見下ろして毅然と立っていました。その領域を支配するようになったのはそのようなプロジェクトでした。」

この記事の翻訳元
2018 in 4 Words – ICOs and Ethereum Died

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