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IoT技術に特化した仮想通貨プラットフォーム「IOTA」が持つ未来志向の特徴とは?

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皆さんは「IOTA」という仮想通貨をご存知でしょうか? プラットフォーム型仮想通貨であるIOTAは、現在とてもホットな「IoT」という考え方を促進するためのプラットフォームとして、非常に注目を浴びています。

ということで今回はこのIOTAについて、いったいどのような特徴があるのか、どのような未来を見据えているのかについてご紹介していきましょう。

IoTとは?

それではまずIOTAの説明を……とする前に、まず先ほど述べた「IoT」とはどのようなものなのか、簡単にご説明しましょう。

IoTとは「Internet of Things」の略で、日本語に直すと「モノのインターネット」となる、「さまざまなものをインターネットに接続して連携させる」考え方のことを指します。

私たちは(ちょうど今、この記事をご覧の皆さんがそうしているように)パソコンやタブレット端末、スマートフォンなどを使ってインターネットから情報を得ています。しかし、それはあくまでインターネットの持つ役割の一部分でしかないのです。

IoTは、その名前の通り、いろいろなものをインターネットに接続することでその役割を拡張し、利便性を高めていこうという考え方なのです。

既に皆さんの身の回りでは、さまざまなものがIoT化していることにお気付きでしょうか。街を歩けば信号機や監視カメラ、自動販売機といったものがインターネットへ接続されていますし、スマートホームなんていうものもポピュラーになりつつありますよね。

IoTという考えを用いることで、インターネットの可能性は格段に広がりました。メッセージアプリで特定のメッセージを送るだけで家電の操作が、お年寄りや子どもの行動の把握が、今まで知り得なかった情報の分析が出来るようになったのです。

IoTはまさに、「未来的な」考え方だと言えるでしょう。

IOTAとは?

それではIoTの考え方をある程度ご理解頂いたところで、本題のIOTAについてご紹介していきましょう。

IOTAは、アメリカのIOTA財団によって開発された、IoTに最適化された仮想通貨プラットフォームです。IOTAを通じることでIoTデバイスの情報をブロックチェーン技術を通して安全に送信することが出来るようになるとされています。

IOTAのトークン「MIOTA」は現在、世界時価総額第4位。このことからもIOTAというプラットフォームへの期待が高まっていることが分かるでしょう。

IOTAの特徴とは

それでは、もう少し深く踏み込んでご説明していこうと思います。このIOTAの最大の特徴は、「Tangle」と呼ばれるブロックチェーン技術(厳密に言うとブロックチェーン技術ではないのですが似たようなものと思って頂いて大丈夫です)。

通常のブロックチェーンはその名の通り、各トランザクションが鎖のように繋がり、情報を蓄積していくことでその正当さを証明します。しかしこのTangleは、有向グラフという仕組みを用いることで網目のようなブロックの集合体を形成するのです。

これによって、2つの利点が生じました。まず1つ目に、今までのブロック全てを演算するのではなく、前後のブロックのみを演算すれば良くなったため、取引の承認にかかるマシンパワーが大幅に削減できたことが挙げられます。

そして2つ目に、マシンパワーが削減できたことによって承認作業、いわゆる「マイニング」が実質不要になったことが挙げられます。これでマイニング報酬を割く必要がなくなり、結果として取引手数料というものが無くなったのです。つまりタダということですね。

この2つの利点は、IoTに非常に強く寄与します。従来、仮想通貨での取引を行う際には必ずと言っていいほど取引手数料が必要でした。これは少額の取引となればなるほど大きなウェイトを占めるため、それを繰り返すと少なからずユーザーの負担となっていたのです。

よって、IoTによる仮想通貨の授受、例えば自動販売機やレンタルボックスなどでのビットコイン決済などには、従来強い抵抗がありました。しかしこのIOTAが普及すれば、こういった問題は解決の方向へと向かうことでしょう。

また、仮想通貨取引を行うということは必然的にブロックチェーン技術(ここではTangleですが)を用いることとなります。つまりIOTAは少なからず、IoT端末どうしのセキュアな通信にも寄与するだろう、と推測が出来るのです。

おわりに

今回は新進気鋭の仮想通貨プラットフォーム、IOTAについてご紹介して参りました。最近はIOTAへと富士通やマイクロソフト、サムスン電子などの大企業が参画しているという情報もあることですし、今後IOTAは更なる発展を続けていくのではないでしょうか。

皆さんは小さい頃、学習雑誌の類で「100年後の未来」のようなコーナーを見たことはありませんか? IoTは、こういった夢想を現実化するものとなりつつあります。いったい実際の未来にはどんな世界が待っているのか、なんとなくわくわくしますね。

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