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メルカリがブロックチェーン技術で新サービス?その全貌を徹底解説!

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フリマアプリ「メルカリ」で有名な株式会社メルカリですが、ブロックチェーン技術を利用した新サービスを開発中、というニュースが届きました!
この記事では、メルカリによるブロックチェーン技術を利用したサービスや今後の展望について解説します。

メルカリがブロックチェーン技術を研究中?

株式会社メルカリの子会社に、金融事業を手掛ける「株式会社メルペイ」があります。しかし、メルペイの事業内容や研究内容は、これまでその多くが秘密のベールに包まれていました。

しかし、10月4日に東京・六本木のアカデミーヒルズで開催された「Mercari Tech Conf 2018」や、続く11月10日に開催された日本初の大規模イーサリアム技術者会議「Hi-Con2018」にて、メルペイの目指す未来や、極秘プロジェクト「Mercari X」について語られたのです。

メルペイでは、「ブロックチェーンコア技術のリサーチ」「仮想通貨セキュリティに関する研究開発」「ブロックチェーンを利用したアプリケーションの検証やUI・UXの検討、独自通貨開発などの応用領域」といったように、3つの領域を軸に研究開発を行っていることが発表されました。

また、ブロックチェーン技術を研究している理由としては、データの改ざんを防げる「改ざん困難性」、ネットワークへの意図的な障害を防ぐことができる「耐検閲性」、P2Pで動く「非中央集権性」の有用性が挙げられました。

特筆すべきは、ブロックチェーンの活用により、新たな信用の形が生まれうることです。

フリマアプリの運用のように、これまでユーザは、最終的にはアプリを運用する「メルカリ」を信用し、金銭とモノの交換を行ってきました。つまり、運用会社の信用が、サービス運用の決め手となっていたのです。

しかし、ブロックチェーンの持つ「改ざん困難性」と「耐検閲性」により、企業を信用しなくても、ブロックチェーンの取引では信用する必要がなくなります。新たな信用の形が生まれ、これまでは存在しなかった新しい価値の交換が一般的になりうるのです。

そして、応用研究のツールとして試験的に開発・運用されているサービス「Mercari X」についても発表されました。

Mercari Xとは?

Mercari Xとは、価値交換の新たなモデルとそのプロトコル化を目指した極秘プロジェクトです。ブロックチェーンのような技術が使われており、次のメルカリのコンセプトモデルとして開発されました。

Mercari Xは現在のところメルカリ社内での取引のみに利用されており、独自の暗号通貨「メルコイン」がアプリ内で取引されています。

現状でもリスティング機能やエスクロー機能を有し、CtoCの初歩的な取引を行うことができるそうです。また、中央集権的なこれまでのネットワークではなく、分散型で運営されるアプリケーション(DApps)として、P2Pでの取引を可能とするように設計されています。

「Mercari X」はあくまで実験的に開発されたアプリであるため、一般公開の予定はないとのこと。しかし、この技術が今後応用されて別のアプリケーションに活かされることは十二分に考え得るものでしょう。

今後のメルカリの展望とは

メルペイCTOである曾川景介氏は、「Mercari Tech Conf 2018」において、このように語りました。

今メルカリでは価値を交換し、かつ新たな価値を生み出すためにはお金を持っていることを必要条件としています。お金に替わる信用を創造することは、その必要条件がいらない画期的なものになると私たちは確信しています

【出典】「Mercari X」もお披露目。メルペイCTOが描く、信用と価値交換「Mercari Tech Conf 2018」レポ – mercan(メルカン)

信用の創造、言い換えるならばお金がなくてもメルカリが使えるような仕組みをつくる、ということをメルペイでは目指しています。そして、具体的な仕組みとしては、ユーザの取引データを元に『信用スコア』をつくり、スコアの値を元にユーザの評価を行うことを考えています。

おわりに

今回、これまで極秘裏にされてきたメルペイの事業、研究内容と、「お金に替わる新たな信用の創造」という大きなビジョンが明らかにされました。

ブロックチェーン技術と信用の創造は、私たちのライフスタイルを大きく変える可能性があります。これからもメルカリやメルペイの動向に目が離せません。

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