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「セリクラ」ってどういう意味?市場の動きを掴んで仮想通貨取引に役立てよう!

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仮想通貨界隈のニュースやTwitterでのツイートでも、「セリクラ」という言葉が目立つようになってきました。特に投資初心者の方は、この「セリクラ」という言葉の意味がよくわからない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

セリクラの傾向を察知し、市場の動向をつかめるようになることは、仮想通貨の取引を行う上で非常に有効です。そこでこの記事では、「セリクラ」の意味や見極めるポイントについて解説します。

セリクラとは?

セリクラとは、「セリングクライマックス(selling climax)」の略称です。日本語に直訳すると「売却の最高潮」。

これは、中長期的に下落相場が続く中、最終局面として、ほとんどの取引参加者が大量の売り注文を出し、出来高を伴って価格が大暴落していく現象のことを意味します。仮想通貨のみならず、株やFXなど、相場用語として広く使われている言葉です。

セリクラが起きている時には、これまで中長期的に価格が下落する中、株や仮想通貨を保有し「含み損」で耐えてきた投資家が悲観状況に耐えきれなくなり、保有する株や仮想通貨を損覚悟で放出します。ほとんどの投資家が「これはダメだ」と匙を投げてしまったような状態、それがセリクラです。

しかし、本来の価値よりも価格が暴落しているときは、投資における好機でもあると言えるでしょう。

セリングクライマックスが続く中、機を見計らって売りから買いに転換する投資家も出てきます。セリクラで株や仮想通貨を手放した投資家から、底値に近い形で買った投資家へと保有者が大きく入れ替わるのです。

この傾向が続くと、今度は楽観へとつながり、上昇トレンドへと転換することもよく起こります。

つまり、セリクラは保有している株や仮想通貨の急激な価格下落を引き起こしますが、悪い材料の影響が消える「材料の出尽くし」時に底値近くで買うことができれば、今度は価格上昇を期待できるのです。

したがって、セリクラの状況下にとるべき行動としては、単に発生を予期し早い段階で損切りするだけではありません。底値を見計らい積極的に買っていくような、攻めの姿勢をとることも重要なのです。

セリクラが起こる原因


なぜセリクラが起こるのでしょうか。セリクラが起こる原因について解説します。

セリクラは、何かしら大きな悪材料がきっかけとなり、投資家が相場や保有銘柄、仮想通貨の動向について総悲観となった時に発生します。

悪材料にとしては、一般的には災害や戦争やバブルの崩壊、外国為替相場や原油価格などの大きな変動、特に株の場合は企業の業績下方修正や個人情報漏洩などの不祥事、製品の致命的な欠陥やリコールの発生、特に仮想通貨の場合はハッキングやハードフォーク問題などが挙げられます。

投資家が総悲観となり、市場はパニック状態になると、損失が出ることを承知で行う「投げ売り」が多発します。「損を覚悟で、少しでも高く売りたい」という投資家の心理が働くのです。このような状況下で、投げ売りが投げ売りを呼び、大暴落へとつながっていきます。

過去には具体的にはリーマンショックや東日本大震災など、大きな悪材料がきっかけとなり、セリクラが発生してきました。

気を付けておきたいセリクラの判断基準

セリクラは保有している株や仮想通貨が大暴落する可能性があるため、早い段階でセリクラの発生を察知することが重要です。では、セリクラが起きているかを知るためには、どのような判断基準があるのでしょうか。

こちらは専門家でも「今回の下落はセリクラに該当するか」を議論しているくらいなので、一概にすべてのケースに当てはまる判断基準を設けることは難しいといえます。

しかし、傾向としては、通常の相場動向における単純な下落よりも暴落幅が大きく、売りの出来高が遥かに多くなります。セリクラを判断できるようにするためには、常に相場を観察し、標準的な相場がどれくらいで進行しているかを感覚で把握できるようになっておくと良いでしょう。

また、セリクラを引き起こすのは「大衆心理」です。主観的にはなりますが、投資家の感情を悲観的にさせるような悪いニュースが出ているか、などは一つの判断基準となります。

TwitterやSNSで、仮想通貨に投資をするユーザをフォローし、ツイートや投稿をフォローしておくと参考になるかもしれません。含み損で耐えている人が諦め、手持ちの仮想通貨を放出してきたタイミングがセリクラとなります。

おわりに

「セリクラ」は売りが集中するので、株や仮想通貨の保有者としては精神的にも不安になります。取引においては、早めに損切りをすることももちろん大切ですが、売りから買いに変わる段階を予期し、好機を逃さないようにすることも重要です。

セリクラを見極め、ピンチをチャンスに変えるためには、普段から市場の動きや市場心理にアンテナを張り、仮想通貨の反発ラインを見極め、下値支持線を自分の中で持っておくことが必要でしょう。

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