ビットコインとは

ビットコイン初心者でもわかるマイニング(採掘)の基礎講座(Q&A形式)

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マイニングという言葉は知っているけれど、具体的に何をするのか、何のメリットがあるのかがわからない、という方は多いのではないでしょうか?確かに、仮想通貨のマイニングは難しいイメージがありますよね。

そこで本記事では、ビットコイン初心者でもわかるように、マイニング(採掘)の基礎を解説します。ビットコインのマイニングに関する知識が全くなくても理解できる内容となっていますので、マイニングを学びたい方はぜひお読みください。

ビットコインのマイニング(採掘)とは?

「マイニング(mining)」は、英語で「採掘」という意味です。後ほど詳しく解説しますが、ビットコインには、マイニングを行うマイナー(採掘者)の存在が欠かせません。

マイニングには高性能なコンピューターと膨大な電気代が必要となるため、マイナーには報酬として新たなビットコインが発行されます。

コンピューターで計算や処理を行ってビットコインを得ることは、「鉱山で金を掘り当てる」ことに似ていることから、マイニング(採掘)と呼ばれているのです。

また、ビットコインは発行上限が2,100万枚(正確には20,999,999.9769BTC)とあらかじめ決められているため、マイニングで得られるビットコインの量には限りがあります。

金の埋蔵量に限りがあるように、新しいビットコインの獲得に上限があることもマイニングと呼ばれる所以です。

おおよその予想では、ビットコインの発行上限である2,100万枚に達するのが2140年頃といわれています。

ただし、マイニングによる報酬はビットコインの発行だけではありません。送金依頼者が支払う送金手数料(トランザクション・フィー)も報酬となります。発行上限に達した後は、送金手数料が主な報酬になることでしょう。

マイニングの仕組みは?

では、具体的にマイニングはどのような仕組みになっているのでしょうか?マイニングを理解するために、まずビットコインでも使われているブロックチェーンの仕組みを簡単に解説します。

ブロックチェーンとは、取り引きを記録する「台帳」のようなものと考えてください。

各取り引きデータは「ブロック」と呼ばれるものに格納され、それをチェーンのようにつなげたものがブロックチェーンとなります。

取り引きデータの整合性が確認されたブロック同士が繋がり、ひとつのブロックチェーン(取り引き台帳)になっているのです。

ブロック同士をつなげるためには「承認作業」が必要となりますが、ビットコインには管理を行う特定の機関や管理者がいません。

ではどうやって管理しているのかというと、P2P(Peer to Peer)という仕組みによってユーザー同士のパソコンを繋ぎ、ユーザー同士で管理しているのです。

そしてこの、『ブロック同士を繋げる承認作業=マイニング』では、難解な計算処理を行うための高性能なコンピューターが必要となります。

その作業は、有志の参加者であるマイナーが自分の保有しているコンピューターで行っているのです。マイナーが承認作業を行うことにより、ビットコインなどのブロックチェーンを採用している仮想通貨は運用が成り立っています。

しかし、マイニングを行うコンピューターを稼働させておくには膨大な電気代がかかりがちです。その対価としてマイナーには新しいビットコインが発行されます。

高性能なコンピューターのリソースと膨大な電気代を費やすことにより、新規発行されるビットコインが得られるため、マイナーはその報酬を目当てにマイニングに参加するということです。

マイニングをすれば誰でも報酬がもらえるの?

残念ながら、マイニングをしても必ず報酬がもらえるというわけではありません。マイニングは競争の世界で、参加者が増えるほど採掘難易度が上がります。ビットコインのように人気の仮想通貨は採掘難易度が高く、競争は激化する一方です。

ビットコインではマイニング作業に「PoW(Proof of Work)」という仕組みを採用しているのですが、これが報酬と大きく関係しています。直訳すると「仕事量による証明」という意味になるのですが、この仕組みでは仕事量が多いほど恩恵が受けることができるのです。

PoWでは、前回のブロックから作成された問題を解き、「key」と呼ばれる正しい答えを一番早く導き出した人のみが報酬を獲得できます。

つまり、いち早くkeyを見つけられないと報酬が得られません。見つけたkeyは他のマイナーが検算を行い、過半数以上のマイナーに承認されればブロックがチェーンに加えられ、発見者には報酬が与えられるのです。

ビットコインでは、新しいブロックが約10分ごとに生成されているため、keyを見つけるためのレースが約10分ごとに開催されていることになります。つまり、ビットコインのマイニングで報酬を得られるのは、10分間に一人だけです。

また、マイニング競争に勝つには高性能なコンピューターを揃える必要となるため、個人で行うのは難しくなっているといえます。また、企業がマイニング事業に参加するケースが増えてきているため、個人の場合はクラウドマイニングに投資することを検討したほうがよいかもしれません。

PoWではコンピューターの性能で大きな差が生まれ、膨大な電気代が必要となってしまうという問題があります。この問題を解決するために考え出されたのが、PoS(Proof of Stake)という仕組みです。

PoSでは、コインの保有量(Stake)に応じてブロック承認率が高まる仕組みになっており、PoWは、コンピューターの性能に左右されない、電気代がかからない点がメリットとなります。デメリットを挙げるとすれば、大量保有者が有利になるため流動性が低下する、といった点でしょう。

他の仮想通貨もマイニングをするの?

マイニングができるのはビットコインだけではありません。たとえば、ビットコインから分岐(ハードフォーク)したビットコインキャッシュやビットコインゴールドでもマイニングができます。ただし、仮想通貨によってマイニングの方法は異なります。

ビットコインに次いで時価総額が高いイーサリアム(2017年11月現在)でも、マイニングは可能です。しかし、イーサリアムは開発当初から、認証方式をPoWからPoSへ移行することを計画しているため、PoSへの移行した後はコインの保有量が重要になってきます。

モネロやライトコインなど、ビットコイン以外にもマイニングができる仮想通貨はありますが、コンピューターのリソースと電気代を消費するだけに見合った価値のある仮想通貨であるかが重要です。

また、イーサリアムがPoSへの移行を計画していることもふまえると、時価総額が高いビットコインに人気が集まるのは必然といえます。

マイニングには何が必要?

仮想通貨が注目される前は、古いコンピューターや一般家庭用のコンピューターでもマイニングが可能でした。しかし、現在はマイナーの増加で競争が激化したことにより、ハイスペックなコンピューターが必要となっています。

初期投資として高性能なコンピューターが必要となりますし、膨大な電気代が必要となるため、ビットコインのような採掘難易度が高い仮想通貨のマイニングに個人で新規参入するのは難しいというのが現状です。

中途半端な投資では回収できずに赤字になってしまう恐れもあります。企業もマイニング事業を行うなら本格的な投資として検討するべきでしょう。

マイニングって儲かるの?

マイニングで収益を得るのにネックとなるのが電気代です。膨大な電気代を支払ったとしても、新規発行で得られる仮想通貨の価値が勝れば投資以上の利益が得られるでしょう。

しかし、電気代が上回ると赤字になってしまいます。日本の電気代は世界と比べると高いため、中国やインドネシアなどの電気代が安い国ではマイニングが盛んに行われているのです。

また、マイニングでどれくらい儲かるかは、仮想通貨の価格によっても大きく変わります。価格が上昇している仮想通貨のマイニングを行えば、収益も上がるでしょう。しかし、価格が下落してしまうこともあるため、リスクも考えておかなければなりません。

現在はビットコインのマイニングが主流となっていますが、ビットコインキャッシュやビットコインゴールドなど、ビットコインから分岐(ハードフォーク)した仮想通貨の価格にも要注目です。

おわりに

マイニングの仕組みは、おわかりいただけたでしょうか?仮想通貨が広まれば広まるほど、マイニングに参入する企業もさらに増えていくことでしょう。

もはやマイニングは個人レベルを超え、ひとつのビジネスになっています。市場で優位性を築くために、早めにマイニング事業の参加を検討してみてはいかがでしょうか。

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