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シンガポール初、ビットコイン取引に関する議論の公判が本日開始

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シンガポール初となる暗号通貨の公判として、問題となっている取引業に関して、値付け業者と流動性プロバイダーであるB2C2が、暗号通貨取引所であるQuoineに起こした訴訟が本日始まりました。容疑は?B2C2は、2017年4月、Quoineが7つの取引を不当に破棄し、B2G2の承認なしに利益を控除したと主張しています。

シンガポール国際商業裁判所で論じられているこの事件で、B2C2は同取引所の行動が二社間の合意を破ったと主張しており、値付け業者は3085ビットコインをQuoineに補填させようとしています。全く補填されていませんが、現在のレートで約1300万ドル相当に換算されます。

シンガポールのストレーツ・タイムズ紙によると、B2C2の弁護団は冒頭陳述で、Quoineがプラットフォーム運営者としての自らの役割を乱用し、B2C2の証券保管機関として「信頼を裏切る」行動を取ったと主張しました。

ビットコイン価格が12月17日に19,783.21ドルの華々しい最高値にジェットコースターのように到達してから、現在の4500ドル前後にガクッと落ち込むまでの間、2017年3月には、価格は1200ドル前後の地点で停滞していました。問題となっている破棄時点でのビットコイン価格よりも、現在のビットコイン価格が顕著に高いことが、この事件の更なる複雑さを明示しています。

B2C2は以下のように議論をはじめました。

「B2C2の主張するところは、取引によって生じる金融損失を負う深刻なリスクに直面して、Quoineはそのようなリスクを軽減する最も好都合な道を選択しました――単純にその『覆せない』取引を覆すこと、そしてアカウントの利益を控除することです…」

Quoineは自身の行動を弁護

Quoineは自らの行動を、第一にそれは、プラットフォームの、ビットコインとイーサリアムの正確な市場価値を認識する能力が不足したことによるプログラムの不具合だとして弁護しました。この失敗によってプラットフォームは新しい注文を作成したり発行したりすることをやめ、それがB2C2に影響したと主張しました。

それから、彼らはB2C2によってなされた注文は基準から外れておりそのために極めて高い価格を伴ったとし、以下のように述べました。

「それら二つの暗号通貨が取引されていた平均価格より250倍も高い金額でした。」

それにより、B2C2が昨年の4月19日に行った7つの注文は、1イーサリアムに対して10ビットコインを支払う、という非常に膨らんだレートでなされたことがわかりました。

それらの注文が普通でないものであったにせよ、値付け業者であるB2C2は、その取引所が取引を破棄することは『覆せない』ものであるがゆえに権利を越えたものであると主張し続けています。

利用規約の違反

B2C2は、Quoineの取引利用規約には、取引所がそのような操作を行うという記述はなかったと主張しています。しかしながら、Quoineは、リスク開示声明には「異常な値に基づいた影響を及ぼす」どのような取引もキャンセルする権利があると記載されている点を指摘しています。

原告は、Quoineは同社と自身との間の保管契約に違反しているとし、承認なしに仮想通貨の残高を控除したり引き出したりしてはならなかったと主張しています。

B2C2の創立者であるMaxime Boonenは本日証人台に立ち、彼らのような値付け業者が取引所における価格を保つ責任を負う立場に果たしてあるのか、いや、価格に対して何ら影響を与えることはできないし、どのようにあるべきかを判断することもできないと述べました。

Quoineの弁護士は、誤った注文が行われたと見なされる場合に是正措置が行われることにBoonen氏は同意済みであると明らかにしました。この議論は、B2C2がそのような条項の下で他の取引所と取引しているという調査結果に基づいています。

Boonen氏は、自らの会社が他の取引所とはそのような合意を行っているかもしれないが、Quoineとのケースではそのような規約に合意していないと返答しました。

来週、QuoineのCTOであるAntonio Gomez Lozadaが証人台に立ち、公判は決着することが予想されています。

どちらに判決が下ろうとも、これはシンガポールとその高等裁判所にとって歴史的な事件となり、来たる同様の事件にとっての前例となるでしょう。

この記事の翻訳元
Singapore’s First Legal Trial Over Bitcoin Trading Disputes Began Today

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