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イーサリアムの総供給量のうち約1%が、MakerDAOのスマートコントラクト内でロックされている

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MKR.toolsのクリエイターであるMike McDonaldは昨日ツイッター上で祝砲を放ちました。イーサリアムブロックチェーンによると、100万ETH、つまりイーサリアムの総供給量の約1%が、現在MakerDAOのスマートコントラクト内でロックされています。

(訳者注:以下ツイート本文)
今朝の時点で100万ETHがMakerDAOのスマートコントラクト内でロックされています。丸め誤差はありますが、ETHの総供給量の1%です
(以上)

MakerDAOは、イーサリアムブロックチェーン上のUSドルの発行を、とても慎重に可能にする第二世代のステーブルコインであるDaiの裏にあるプロジェクトです。構造は複雑そうに見えますが、Makerは、経済の専門家やイーサリアムの開発者にならなくても理解できるような、わかりやすい「ダミー用の」説明を用意しています。著者であるGregory DiPriscoは、Daiと、例としてTetherの違いについて説明しています。

「USドルを銀行口座に持っていて、それに『裏打ちされた』トークンをブロックチェーン上に発行するステーブルコインが最もお馴染みでしょう。私はそれを法的に裏付けられた暗号通貨、あるいはIOUコインと呼んでいますが、それは、その銀行口座が凍結されたり、あるいは経理担当がトークン所有者を騙したりした場合に、そのステーブルコインは、最終的に(もし彼らが銀行口座を取り戻そうとして)銀行口座が戻ってきたときに何が残っていようと、IOUとなるからです。法律制度に依拠して暗号トークンを維持することは、すなわちブロックチェーンに信頼できない仲介者を差し込むことです。」

これらのイーサリアムすべてがDaiの時価総額に貢献しているわけではない

Makerのシステムは、ユーザーが協力してイーサリアムをプールし(PETHと呼ばれています)、預け入れられたイーサリアムを担保にしてDaiトークンが発行され、また様々なメカニズムを通して、1ドルに保たれるというものです。そのような議論の中で頻繁に使われる用語には、「wrapped Ether(包まれたイーサリアム)」を省略した「WETH」というものがあります。WETHはMakerDAOの製品と、いうよりもコンセプトのようなものです――PETHとDaiは各々がMakerによって発行されるトークンです。

この記事を執筆している時点で、合計で967,507.91 ETHがMakerの基本的なコントラクトであるPETHの中にロックされています。

スマートコントラクトプラットフォームの資金調達とそれに続く2015年7月の始動から、合計1億300万ETHあまりが生み出されてきました。この数字には、更に一年前に行われたイーサリアムのICO様式の資金調達の一環として前もって発行された7200万コインも含まれています。

PETHトークンとそれに関連する製品を昨年の終わりに発表したMakerDAOについて言えば、現存する全イーサリアムのうち1%を占めています。Daiの実際のアプリケーションが制限されたものだと感じる人々がいる一方、それは複雑な問題に対する急進的なアプローチをとっており、結果はそう悪いものではありません。それには、システムを大規模に不安定化させる状況を調整するメカニズムが内蔵されています。

「期待通りでない働きを誘発する可能性はまだ残されています――特に、ETHの価格が下がり続け、価値がDaiの総量に満たなくなる場合などです。そのような状況(担保を下回ること)があれば、MakerのシステムはCDPの担保の清算を動作させ、自動的にDaiを最高額で売り、できるだけ早く資本構成を改め、オリジナルユーザーに向けて発行されたDaiの完全な担保を確保します。」

また、シリコンバレーのベンチャーはそれにかなりの額のドルを投資しており、当初3億ドルの資金を持っていたAndreessen Horowitz (a16z)の新しい暗号通貨基金は、先月1500万ドル程度をMakerに出資しました。

この記事の翻訳元
Nearly 1% of All Ethereum is Locked in the MakerDAO Smart Contract

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