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イーサリアムの「大規模な分散化」まであと数年――でも大丈夫、と共同創立者のJoseph Lubinは語る

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ブロックチェーン技術は社会における重要な「希少さから豊富さへの考え方」の転換をもたらすでしょう。これらの言葉は、イーサリアムの共同創立者であるJoseph Lubinが先週ポルトガルのリスボンで行われたウェブサミットで発したものです。

ブロックチェーンがもたらす影響に対するLubinの見解

イベントで基調演説を行いながら、イーサリアム開発のスタートアップであるConsenSysの共同創立者でもあるLubinは、イーサリアムについて、インターネットを完全に分散化されたエコシステムとして再開発するにあたり、重要な役割を担うだろうと述べました。

Lubinの意見では、ブロックチェーン技術の継続的な成長は、彼が「自身を決定づける、独立したアイデンティティ」と言い表すものの枠組みを作り出すことで、人間社会のあらゆるレベルにおける技術革新のきっかけとして作用するだろうということです。

その他最近の意見で、Lubinは、ブロックチェーン技術の進化と改良された分散化によって、個々がより主体性をもって自己のアイデンティティに対する支配力を行使できる未来につながるだろうと説いています。それは、贅沢への欲求を含む様々な方法を通して人々が自己をもっと表現しようとするにつれて、富の創造へと向かう未来です。

イーサリアムのスケーリングは時間を要するが「急進的な未来」をもたらす

Lubinは、サミットでの基調演説で、Web3.0と呼ばれる、分散化を高度に活用する新世代インターネットの開発においてイーサリアムは重要な役割を担うだろうとの見解を述べました。その点を更に膨らませながら、彼はこう述べました。

「イーサリアムは、相互運用可能であり根本的に分散化された性質を持つために、Web3.0の実行可能な対象のトップには程遠いです。我々のエコシステムが大規模な相互運用性と、基礎・上位層における分散化を達成するまで2、3年といったところでしょう。しかし問題はありません。何年もかかるであろう一般への普及や、ユーザーインターフェースとユーザーエクスペリエンスの定義づけに対処しながら、思い描いた急進的な未来へと、我々は成長を遂げていけるでしょう。」

Lubinによれば、現存するパラダイムにおける富の世代と、「お金の質的な変化」と評される、社会を中央集権型モデルから「グローバルな村」システムへと動かすトークン化された経済との間には違いがあります。

イーサリアムの成長に対するLubinの楽観主義は、大きな力を持つ人々が大規模な分裂に力を与えるためにブロックチェーンを後押ししていることを示す最近の出来事によって強調されています。CCNは最近、金融大手のJP Morgan Chaseが、同社のイーサリアムブロックチェーンの企業向けバージョンであるQuorumを使って、金塊をトークン化する計画を立てていることを報じました。Financial Reviewは、JP Morganのブロックチェーン戦略トップであるUmar FaroowがQuorumを褒め称え、同社を「イーサリアムの信奉者」と表現したことを最近報じました。これはJP MorganのCEOであるJamie Dimonがビットコインについて言及した際に使った言葉から著しく逸脱したものです。

この記事の翻訳元
Ethereum a Few Years from 'Profound Decentralization': Co-Founder Lubin

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