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Salesforce、ブロックチェーンを使いスパムメールを追跡する特許を取得

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ソフトウェア大手のSalesforceは、ブロックチェーン基盤のプラットフォームを利用して、スパムやその他望ましくないメールが受信トレーに入らないようにするための特許を取得しました。

米国特許商標庁から火曜日に発行された文書によると、ブロックチェーン基盤のプラットフォームは、顧客マッチングシステム内のメールが送信後に変更や改竄を受けていないかを確認するために利用されます。更に、このシステムは現在のプロトコルよりも効果的にスパムをフィルタリングすると書かれています。

提案されているプラットフォームは、マッチングシステムを使い、送信されたメールが正規の物かどうかを確かめます。ユーザーがメールを送信すると、原則その一部がブロックチェーン上に記録されます。そして次のメールサーバーがメッセージを受け取ると、構成要素が比較され、ブロックチェーン上に記録されている一部分と照合されます。

構成要素が一致すればメールは受信ボックスに入りますが、相違があればスパムメールとしてマークされます。

このシステムは「ネットワークを通過する間にメッセージや添付ファイルに変更が加えられていないことを確かめる手助け」となると文書に記載されています。

文書には「メッセージングシステムはしばしば悪用され、スパムと呼ばれる好ましくないメッセージやネットワークトラフィックをばらまくことに使われます」と説明されています。更に、スパム業者への参入障壁は低く、そのようなメールを送り続けることで採算が取れます。

加えて、現在普及しているスパムフィルターは、時々誤判定を起こします。提案されたマッチングシステムのブロックチェーンプラットフォームを使うことにより、多くの誤判定を減らすことができると文書には記されています。

特許には以下のように説明されています。

「このシステムはより上手く正規の(必要な)メッセージを識別し、不法な(未承諾の)メッセージを区別します。適切な使用により、ブロックチェーンの不変性と分散型の性質が、一度ブロックチェーンに委ねられた情報を変更することを不可能にします。」

書き換え不可能な台帳の使用も同様に「送信者と受信者の情報などを含むすべての情報」に適用されると付け加えられています。

このコンセプトの他の用法は、医療記録、成績証明書、不動産譲渡証書、不動産所有権、法律文書等の支援となるだろうと著者は述べています。

クラウドベースのメール配信プラットフォームを運営するSalesforceは、数ある製品の中でも、ブロックチェーンの活用に興味を示した過去があります。3月、CEOであるMark Benioffが、同社はブロックチェーンを使った製品の開発を2018年中に行うことを検討していると述べましたが、プロジェクトの詳細については触れられていませんでした。

この記事の翻訳元
Salesforce Wins Patent Tackling Email Spam With Blockchain – CoinDesk

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