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IBMとSeagate、ブロックチェーンによるハードドライブ偽造問題に取り組むためチームを結成

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世界的テック企業大手のIBMが、ハードウェアメーカーのSeagateと提携し、コンピューターのハードドライブが認証されたブロックチェーン技術を利用していることを保証します。

火曜日に二社が行った発表によると、Seagate製のドライブをIBMのブロックチェーンプラットフォームにログオンさせ、データサーバー内で偽物が利用されることや、正規品を求めるエンドユーザーに配布されることを阻止します。この提携は、まず初めにIBMのサーバーを対象としたドライブに利用されます。

IBM Electronics Industryの取締役であるBruce AndersonはSeagateについて、IBMにとって信頼できるサプライヤーであり、何年にも渡ってIBMのサーバープラットフォームに組み込むためのハードドライブを提供してきたと説明しました。提携の次の段階として、この二社はサーバーのすべてのハードドライブを製造の時点まで遡れるようにします。

彼は以下のように述べました。

「ドライブがサプライチェーンに入り、サーバーに組み込まれるとき、たくさんの手から手へと渡ります。そしてサーバーが展開されると、たくさんの人々がその設備にアクセスします。そのため、『自分たちが取り扱っているものは本物なのか、それとも代用品なのか』という疑問が生まれます。」

ドライブを検証するために、Seagateは生産された個々のドライブに物質的な印をつけることはせず、IBMのブロックチェーン上に保管される電子鍵を利用します。

その電子鍵はいつでもチェックでき、サプライチェーンに送られた製品がSeagate製の純正品であるかを確認することができます。

「ブロックチェーンへのアクセスは許可されているので、Seagateの人々は、『これは純正品ですか?』と尋ねられれば、ブロックチェーンを使いドライブの鍵を確認して照合することができます。IBMのサービス技術者も同様のことが行えます」と彼は説明しました。

プラットフォームを利用したドライブの追跡を小売り客にまで許可するかどうかIBMが熟考している間は、その機能は実装されません。

その大きな理由は、IBMのような会社はただでさえ製品の財務上の責任を負う上、製品の信頼性を保証する責任も発生するからであるとAndersonは言及しました。

Seagateドライブの追跡だけでなく、ブロックチェーンプラットフォームの利用は、サプライチェーンプロセスを簡素化し書類事務をなくして全体的な向上につながる、とAndersonは述べました。

「これにより、マニュアル管理上のコストや損失を大幅に取り除くための重要な機会が提示されています。」と彼は言いました。

このように、偽造問題の実態を鑑みて、Andersonはこのようなタイプのプラットフォームが「少しでも早く」採用されることを期待しています。

彼は、2015年の偽造や海賊版の総金額が1.7兆ドルを超えたという、国際反偽造連合の調査を引用しました。

この問題を解決するために、Andersonは、業界のさまざまな企業が、特にブロックチェーンプラットフォームなどのソリューションのために協力する必要があると意見しています。IBMは、製品の追跡にブロックチェーンを利用することへの関心を測るために、すでに他のメーカーに接触している、と彼は述べました。

「実際には、ドライブだけでなく、他の多くの電子機器メーカーにもソリューションを公開しました。 彼らが標準的なアプローチを待っていることは明白です。電子業界は標準を定めることに長けているのは好ましい事です」と彼は言いました。

この記事の翻訳元
IBM, Seagate Team Up to Tackle Hard Drive Fakes With Blockchain – CoinDesk

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