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かわいい猫のCryptoKitties、1500万ドルの資金を調達

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ネット上で流行のブロックチェーン事象であるCriptKittiesの運営会社が、プラットフォームの強化を計画しています。そして、そのために大手テック企業からの支援を受けています。

水曜日の報道によると、親会社であるAxiom ZenからスピンアウトしCryptoKittiesの運営を続けているスタートアップのDapper Labsは、1500万ドルの資金を確保しました。この資金調達はVenrock主導で、Google Ventures、SamsungNEXT、Andreessen Horowitz (a16z)が参加しており、芸能プロダクションのWilliam Morris Endeavorや、eスポーツ企業のaXiomaticといった、ベンチャー投資と聞いて普通連想しないような会社も含まれています。

この新しい資金調達は、Dapper Labsがa16zとUnion Square Venturesの主導で1200万ドルを確保した数か月後に起こりました。

CoinDeskのインタビューに対して、VenrockのパートナーであるDavid Pakmanは、デジタル世界で形成される大きなコレクティブル市場をどのようなものと認識しているかについて強い口調で語りました。

「初めて、我々は珍しいデジタルアイテムを作ることができるようになり、デジタルコレクティブルの巨大な市場の先駆けとなることができる、と私は考えています」と彼は主張しました。

Venrockは、ブロックチェーンや暗号通貨に重きを置いた投資会社としては知られていません。しかし、ブロックチェーンによって、人々は今までオフラインで行っていたこと、すなわち珍品のコレクションをオンライン上で行うことができるようになり、PakmanはCriptoKittiesをその具体的な事例とみなしています。

「大勢の消費者が現在すでに行っている活動と同等のものがデジタルで行われることを期待しています」と彼は説明しました。

Pakmanにはデジタル知的財産についての経験があります。Venrockより前に、彼はデジタル音楽販売のパイオニア企業であるeMusicを率いていました。Dapperの技術長であり、クリプトコレクティブル経済に影響を及ぼすERC-721トークンスタンダードの作者であるDieter Shirleyは、彼の会社がPakmanの指導のもとで小さなスタートアップからより大きな企業に成長するのを期待し、Pakmanと共に働くことが特にうれしく感じると述べました。

今年のこれまでの2700万ドルの資金調達で、Dapper Labsが新しいリリースを間近に控えていることは明らかです。

Shirleyは詳細について明かすことはありませんでしたが、彼は、来月ではなく来週何かが起こるはずだと言いました。それに向けて、同社はサイト上にティザーページを公開し、エンジニアのうちの一人が、今まさにプラハで行われているイーサリアム開発者たちのカンファレンスであるDevconに関連する一連のツイートにそれを共有しました。

将来的な可能性を視野に入れて、Shirleyは、11月の終わりには、もともとのCryptoKittiesはもうこれ以上定期的にリリースされることはなくなるだろうと述べました。

同社が最新の資金を活用して、dAppsのユーザーのための面白く新しい体験を構築しようと試みていることを、彼は確かに示唆しました。

ShirleyはCoinDeskに対して以下のように述べました。

「最終的に、我々のミッションは10億人をブロックチェーンに連れてくることです。ブロックチェーンには消費者に向けた実質価値があると考えていますし、その価値を説明して理解してもらうつもりはありません。」

ゲームの登場

CryptoKittiesそれ自体はゲームですが、コレクターがすでに所有している猫から新しいキャラクターを作り出すという強度の低いものです。

同社の最近のニュースから、何かもっとエネルギッシュなもの、もっと従来のゲームらしいものが登場しそうである、という未来を分析するのはそう難しい事ではありません。

「CryptoKittiesとそのユーザーのために沢山の計画や体験を用意しています」とShirleyは言いました。

ゲームが彼らの来たる計画においてより大きな役割を果たすであろうことを示す他の兆候もあります。Ubisoft、Zynga、EA Sportsといった、その相互作用性によって厚い支持者層を形成した大手企業から新しく社員を採用しているのです。

分散型システムを作り出すことの利点は、他者が許可を申請することなく開発を進めることが出来る点です。

Shirleyは、ゲームの成功を裏付けるためにいくつかの例を挙げました。例えば、KittyHatsというサイトでは、ユーザーは猫をドレスアップさせることができます。そして去る夏、CryptoKittiesチームはライセンスをアップデートし、特定の猫の飼い主の権利を明確にしました。

CryptoKittiesは新体験を創造する一員になりたいと願っているのです。

「限界はありません。CryptoKittiesには個性があります」とShirleyは言いました。

今後の発展

Dapper Labの新しい資金調達は、このカナダ企業がアメリカに子会社を設立することの支援にもなります。

それに加え、Shirleyはブランドとの提携により更なるビジネスの道を切り開くチャンスについて広く語りました。

「かなりの量のIPブランドが、デジタルコレクティブルを発行したいと考えているでしょう」とPakmanは言いました。

物理的なコレクション品で既に上手くやれている企業は、オンライン上で同様のことを行う機会を待っていたのです。

「真のデジタル所有権の進化とスマートコントラクトの相互運用性によって、消費者・クリエイター・プラットフォーム提供者に向けた、P2Pで仲介者の必要ない交流方法が新たに作り出されます」とDapper LabのCEOであるRoham Gharegozlouは声明で述べました。

Shirleyは、Dapperがブランドと行う仕事は、パートナー次第ではあるがとても多くなるだろうと言いました。彼はNational Basketball Associationを例に挙げました。そのケースでは、バスケットボールリーグは体験の開発の大半をDapperに任せるつもりであるようです。

一方で、ゲーム会社大手のUBisoftと提携できるようなことがあれば、Dapperは全体的な仕様のもっと狭い部分を構築することを求められるかもしれません。

とにかく、Shirleyは、若い世代が年を取り、成長過程でオンラインを経験していくにつれて、チャンスはどんどん増えていくだろうと考えています。

「いま成長中の世代は、物理的な手段よりも多くデジタルな手段との関わりを経験する初の世代です」と彼はCoinDeskに述べました。

情報公開:記者は5匹のCryptoKittiesを買っており、2匹は妊娠中です。

この記事の翻訳元
Cute Cats Power Serious $15 Million Funding for CryptoKitties Creators – CoinDesk

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