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Blockchain社の初のハードウェアウォレットによって暗号通貨同士での交換が可能に

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暗号通貨業界においてもっとも古いソフトウェアウォレットプロバイダのうちの一社が、初のハードウェア製品を開発しています。

木曜、BlockchainはハードウェアウォレットメーカーであるLedgerと提携し、Lockboxと呼ばれる新しいハンドヘルド端末の受注を開始したことを発表しました。第一弾の発送は11月に行われる予定です。

市場にはいくつものハードウェアウォレットが出回っていますが、Lockboxは二つの際立った点を持っている、とBlockchainのCEOであり共同創立者であるPeter Smithは言います。第一に、他のデバイス同様に資産をオフラインで蓄えることに加えて、来週始動を予定している同社のネイティブな仲買役であるSwapを通じた、暗号通貨間の交換を促進する機能を持っています。

オールインワンアカウントでの取引をより簡単にすることが目的だと述べつつ、CoinDeskに対してSmithは以下のように説明しました。

「我々にとって、いま本当に大切なことは、暗号通貨においてユーザーアクションを完了するために他の場所を必要としないレベルにまで製品を持っていくことです。」

更に、他のハードウェアウォレットとは違い、Lockboxは「エンドポイント制御」であるとSmithは述べます。他の言い方をすれば、ウォレットがコンピューターにつながれインターネットに接続している間、デバイス内部にセットされた特別鍵だけが適したウェブサイトへの接続を許可し、例えばMyEtherWalletのような外部プラットフォームの偽物によるフィッシングを回避します。

2011年の発足以来3000万近くものアカウントを獲得してきたBlockchainのオンラインプラットフォームのように、Lockboxも主にビットコイン、イーサリアム、ビットコインキャッシュをサポートします。しかし、ユーザーの確かな要求があれば更なる銘柄のサポートを追加することもやぶさかではないとチームは述べています。

Smithは、彼の会社がLockboxでサポートする銘柄を選択できる立場にあるにせよ、Swapの仲買業務によってBlockchainのプラットフォーム全体が、外部の流動的なソースのみに依存したものでなくなるため、以前よりも迅速に提供する銘柄を拡大することが可能になると付け加えました。

「我々はマシン取引プラットフォームを構築しました。それは異なる取引所からマーケットメーカーまで、エコシステムを越えたさまざまな流動的なソースに繋がります」と彼は言いました。

結果として、「我々は、次の半年間で、更なる銘柄を追加することにもっと積極的になるでしょう。長い目で見れば、我々の取引システムは、分散型取引所(トレーダーが取引の過程全体を通して資産を保管しておく場所)にとって、コンシューマーでもありプロバイダーでもあります」と彼は述べました。

軋轢を減らすには

それらすべてはLedgerによる多様な暗号通貨に対するサポートにのためより簡単になります。2019年までには100の銘柄をサポートすることが予定されています。

「これは我々二社間における初めての大きな取引であり、将来的にはさらに増えていくでしょう」とLedgerの社長であるPascal GauthierはCoinDeskに語りました。「我々が自社のための技術をデザインすることは、同時にパートナーのためでもあります。そのため、我々がNano Sのために作る機能はどれでも、必要とあらばパートナーが利用することもできます。」

ところで、アルトコインのトレーダーもLedgerのNano SデバイスとBlockcheinのウォレットを組み合わせて、取引をスムーズに行うことができます。

LedgerがLockboxの製造を担当している間、Blockchainはモバイルとプラットフォームにおける全体的な体験を作ることに重点的に取り組みます。この協働は、複数の取引所とウォレットアカウントを広く利用するトレーダーの軋轢を減らすことを目指す業界関係者間におけるより広範なシフトを暗示しており、デバイス接続に先立った広範囲にわたるプラットフォームのセキュリティの調査を指揮します。

「我々の製品があればコールドストレージからホットストレージへ一瞬で移動でき、鍵が公開されることもないので、特にトレーダーにとってはたくさんの道が開かれることになります」とGauthierは述べました。

分散型取引所におけるウォレットの役割についてSmithに同意しながら、彼はこうも付け加えました。

「我々の保持するセキュリティシステムとデバイスのタイプが分散型取引所業界の中心になると考えています。」

昨年のハードウェアウォレットのイノベーションについて広く語りながら、ジョンズホプキンス大学の暗号学教授であるMatthew Greenは、CoinDeskに対して、暗号通貨業界は「スマートカードや安全デバイスのコミュニティが何年もかけて学んできたことを学び直している」と語りました。

その一方、Greenは、デバイスの有用性にはデザインが関係しており、例えばアカウント管理に際してコンピューターに頼ることなく暗証番号を入力するためのボタンなどを持たせることで、有用性の向上につながると述べました。

Greenは、完全なハードウェアウォレットはユーザーに「コンピューターへの接続なしでトランザクションを直接的に発生させる」ことができるものだと考えています。

この記事の翻訳元
Blockchain's First Hardware Wallet Will Let You Trade Crypto for Crypto – CoinDesk

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