ニュース

SBIグループ、新しい暗号通貨取引ウォレットを開発中

Pocket

日本の金融サービス大手のSBIグループは、ブロックチェーンセキュリティのスタートアップと提携し、同社が最近立ち上げた暗号通貨取引所のためのデジタルウォレットを開発します。

デンマークを拠点とするスタートアップであるSepiorは、月曜日のプレスリリースで、同社の所有する「閾値署名」ウォレット技術の使用権をSBIが取得したことを発表しました。SBIは自社のVCTRADE取引所の「オンラインコンテンツとトランザクション」の安全性を確保するためにその技術を統合します。

SBIホールディングスの子会社であるSBIバーチャル・カレンシーズによって6月に立ち上げられたVCTRADEは、日本で初めて銀行の後援を受け政府の認可を得た暗号通貨取引所です。

Sepiorの閾値技術は、マルチパーティ計算(内容を明かすことなく異なる二者間で秘密を共有することができる暗号化メソッド)に基づいた署名を利用し、ウォレットに高度な安全性を与えます。

SBIホールディングスの代表取締役社長CEOである北尾吉孝氏は発表の中で以下のように述べました。

「広範囲に及ぶ調査の結果、我々のセキュリティ調査チームはマルチパーティ計算(MPC)に基づいた閾値署名が我々の求めるセキュリティやパフォーマンスのレベルに適していると判断しました。成長しつつあるSBIバーチャル・カレンシーズの顧客基盤のトランザクションを管理するのに必要なスケーラビリティにとっても同様です。」

2014年以降の暗号通貨ハッキングの「大多数」が脆弱な鍵セキュリティに依存していることを指摘しながら、Sepiorは自社のウォレット技術について「いかなるデバイスも不要で完全なプライベート鍵をいつでも所有でき、鍵が盗まれることを効果的に不可能にする」と主張しました。

ウォレットのセキュリティは何故それほどまでに大切なのでしょうか。警察庁の報告によると、日本では605億円相当もの暗号通貨が2018年の前半の六カ月間に盗難されています。他の報告では、過去18カ月において世界中で8億8000万ドル相当がサイバー攻撃により失われたことが示されています。

ウォレット技術におけるもう一つの動きとして、SBIホールディングスは3月に、台湾を拠点とするコールドウォレット(オフライン環境で暗号通貨資産のためのプライベート鍵蓄えておくためのハードウェアデバイス)のメーカーであるCoolBitXの株の40パーセントを獲得しました。

この記事の翻訳元
Japan's SBI Group Is Building a New Crypto Exchange Wallet – CoinDesk

Pocket

関連記事