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オーストラリア、市民向けの身体障碍保険の支払いをブロックチェーン上で行う取り組み

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オーストラリア連邦政府は、ブロックチェーン技術の有用性を詳しく調査し、「スマートマネー」を開発し国家身体障碍保険政策(NDIS)に利用するために、ブロックチェーンアプリケーションのテストを始めています。

「お金をスマートに」と銘打たれたこの試みは、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)と、国内の「四大」小売銀行であるオーストラリア・コモンウェルス銀行(CBA)が連携して開発しました。

PoC試験では、スマートコントラクトを利用して「スマートマネー」すなわちブロックチェーントークンのように「プログラム制御可能なお金」を開発し、身体障碍保険に利用する、と火曜日に報じられました。それによって、利用者やサービス提供者が条件付きで支払いを行うことが可能になります。

本質的には、このプロトタイプによって、市民は「サービスの検索、予約、支払が出来るようになり」それぞれの身体障碍保険プランを書類やレシートなしで管理できるようになります。

「NDISはPoCのための第一のケーススタディで、高度に個人化された支払い条件を含みます」とオーストラリア連邦科学機構は説明しました。「NDISにおいて、利用者はこれまで、複数の予算カテゴリーを含み別々の支出ルールをもつプランを個人に合わせてきました。」

ブロックチェーン技術の著しい支援の中、「スマートマネー」は、リアルタイムで少額の支払いが可能なオーストラリアの新しい決済インフラNew Payments Platformと統合するように設計される予定です。

CSIROのソフトウェア・計算システムプログラムの上級主席研究員であるMark Staples博士は以下のように述べました。

「これは、ブロックチェーン技術がどのように新しい決済技術と融合し更なる選択肢を与えるか、NDIS利用者とサービス提供者間での条件付きの支払いがどのようにコントロールされ柔軟性を持つかに関する、非常に興味深い研究プロジェクトです。」

PoCはすでに、NDISの利用者とサービス提供者の間でテストされているプロトタイプアプリによって、政府と業界のステークホルダーからのフィードバックを受けています。

ブロックチェーン技術に関するこのアプリケーションはあらゆる関係者に利益をもたらし、市民はこれにより更なる権利を与えられる一方で、サービスの提供者は管理コストの減少を経験することになるだろうと、CBAの試験・ブロックチェーン部門のトップであるSophie Gilderは述べました。これらすべては政府の見通しの下にあります。

CSIROには、これまでブロックチェーンソリューションを開発してきた歴史があります。今年初旬、CSIROは、テック企業大手のIBMを含む新しいデータコンソーシアムを率いて、業界を越えたスマートコントラクトによって実現される全国的なブロックチェーンプラットフォームの開発に着手しました。CSIROはまた、Red Belly Blockchainの第一回の世界的な試用の結果、アマゾンの商用クラウドインフラ上で1秒当たり3万回のトランザクションが行われたと発表しました。

他の地域でも同様に、ソウルでは、市民向けにブロックチェーン上で営利保険の支払いを行う試みが既に実施されました。

この記事の翻訳元
Australia Trials Citizen Disability Insurance Payments on a Blockchain

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