仮想通貨解説

NEMのハーベストを利用して放置しながらXEMを稼げるのか、徹底調査!

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NEMは一般的な仮想通貨のようなマイニングによってXEMを稼ぐのではなく、ハーベストと呼ばれるシステムでXEMの報酬を得る仕組みを持っています。仕組み的にはマイニングに似ているハーベストですが、実はところどころ違っている部分も。

ここではNEMハーベストのやり方を含め、実際にXEMを稼げるのかどうかについて解説していきます。

NEMとはどのような仮想通貨なのか

NEM(正式名称:New Economy Movement)は2014年に誕生した仮想通貨です。通貨単位は「XEM」で、しばしばこれらを合わせて「NEM/XEM」と呼ばれることも。2019年2月時点で、チャートはおよそ4.5円/XEMを付けています。

このNEMの特徴はいくつか挙げられますが、大きなものとしては独自のプライベートブロックチェーンを保有していることがあるでしょう。これにより、NEMのプライベートブロックチェーン上で幅広い開発を行うことが可能となっているのです。

では、なぜ幅広い開発を行うことが可能なのか?
それは、NEMが自らのブロックチェーンへとアクセスするためのAPIを公開しているからです。これにより、ユーザーはNEMに関する様々な開発が可能となりました。

加えて、NEM財団という団体の存在も強調すべき点でしょう。XEMという仮想通貨を基軸通貨として全世界に普及させ、独自の経済圏を構築と拡大を目指すことを目的にしている彼らは、世界中さまざまな所で活動を行っています。

こういった特徴から、NEMが「ユーザーフレンドリーな仮想通貨」の代表例として世界中で人気を集めているのは間違いありません。

事実、2019年2月時点での仮想通貨時価総額ランキングでは合計で2000以上もの仮想通貨の中で堂々の第19位に位置するなど、その人気が伺えます。また、海外の大手取引所Binanceが発表した格付けランキングでは、4.5/5の高い評価を得ています。

ハーベストとは?

それではさっそく、ハーベストについて説明していきましょう。

ハーベストとは、コンピューターの計算パワーを用いて世界中のNEMの取引をチェック・承認し、ブロックチェーンに新しいブロックをつなげていく作業のことを言います。

これは他の仮想通貨における「マイニング」に広義的には含まれますが、他のマイニングに比べて仕組みは少しだけ異なります。

というのも、通常のマイニングに採用されている承認形式「PoW(Proof of Works)」や「PoS(Proof of Stake)」とは違い、ハーベストでは「PoI(Proof of Importance)」という仕組みを用いているからです。

PoIとは、簡単に言えば「どれだけNEMのネットワークに貢献しているかで報酬を分配する」という仕組み。より多くの保有通貨(NEMの場合10,000XEM以上が最低条件)、より多くの取引などによってユーザーの貢献度が数値化され、その数値によって分配される報酬が変わってくるのです。

また、ハーベストの大きな特徴として「実際のところコンピューターで取引の承認を行っていなくても報酬がもらえる」というものがあります。

これは、強力なコンピューターを持っている人に自分のXEMを預けておき、そのXEMの相当量で得られた報酬を貰う「デリゲートハーベスト(委任ハーベスト)」という仕組みによって成り立っています。

実際に手元でハーベストを行っていないのにハーベスト報酬を得られるというのは、なんだか不思議な話ですよね。では次に、この便利な仕組みを使ってどのようにハーベストを行うかご紹介していこうと思います。

NEMのハーベストを行う手順

ハーベストを行うために用意するのは、10,000XEM(2019年2月18日時点で約45,000円)、それとNano Walletと呼ばれる仮想通貨ウォレットです。Nano Walletは下記のサイトからダウンロード・インストールが可能です。

Nano WalletがあるNEMの公式サイト:NEM – Distributed Ledger Technology (Blockchain) » Downloads

XEMを購入する際、現在日本でXEMを扱っている仮想通貨取引所はZaifのみですので注意しましょう。少し元手はかかってしまうので、他の仮想通貨をお持ちの方はそちらから補填してもいいかもしれません。

購入したXEMをウォレットへと格納したら、ハーベストを行うためにデリゲートアカウントと呼ばれる機能を有効化しましょう。

デリゲートアカウントを有効化するには、まずNano Walletを起動してサインインを行い、「サービス」タブから「デリゲートアカウント(委任アカウント)管理」を選択します。

次に、出てきた画面の「デリゲートアカウントの有効化/無効化」から「委任有効化(Activate)」を選択してウォレットのパスワードを入力、そして送信ボタンを押せば完了。あとは、「既得バランス」と呼ばれるパラメータが貯まるまで待つだけです。

ちなみに、この時所持しているXEMが多ければ多いほどこの既得バランスは多いので注意しましょう。上では10,000XEMが必要と示しましたが、追加で100~1000XEM程度を買っておくだけでよりバランスが貯まりやすくなりますよ。

「スーパーノード」とは?

残念ながら、XEMのハーベストはそこまで効率が良いものではなく、普通に売り買いを行ったほうが得られる利益が多いこともしばしばあります。

安定的・かつ効率的にXEMを稼ぎたい……そんな野望をお持ちの方は、「スーパーノード」と呼ばれる仕組みを頭の片隅に入れておくと幸せになれる、かもしれません。

スーパーノードとは、簡単に言えば他仮想通貨(ex. ビットコイン)におけるマイニングのようなものを他のユーザーの代理として行うマシン/ユーザーのことを指します。上記した「デリゲートハーベスト」の「XEMを預けられる側」となるわけですね。

なんとこのスーパーノード、なるだけで毎日300XEM以上の額が手に入る、夢のようなシステムなのです。当然、もしなれるものならなりたいですよね?

しかし、スーパーノードとなるには様々な厳しい条件をクリアしなければならないのが現実。ということでさっそく、下記の画像に記載された条件をチェックしてみましょう。

引用:NEM – Distributed Ledger Technology (Blockchain) » Supernode Program
5Mbps以上の回線速度、200ms以下のping応答速度を持つPCの常時起動、そして立ちはだかる必要デポジット「300万XEM」の文字。日本円に直すとおよそ1,350万円、こんな額のXEMはなかなか買えないですよね。

このように超高額なXEMを持たなければスーパーノードに参加出来ないのは、不正なノードが多数参入することで改ざんが行われてしまわないことを防ぐためなのだとか(専門用語でこの問題を「51%問題」と言ったりもします)。

残念ですが、なかなか安定してXEMを稼ぐのは厳しいようですね。

おわりに

ということで、XEMのハーベストやスーパーノードについてご紹介して参りました。なかなかスーパーノードとなるのは難しいですが、ハーベストへの参入のみであれば一考することの出来る方も多かったのではないでしょうか。

もっと詳しくハーベストのことを知りたい方は、是非一度NEM/XEMのホワイトペーパーを覗いてみることをおすすめします。きっと、新しい発見があるかもしれませんよ。

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