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インドがブロックチェーン技術を本格導入へ! いったい何が変わるのか、その詳細を徹底解説!

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ブロックチェーンとは、中央管理者が存在せず、利用者全員が互いに管理し合うような分散型台帳システムのこと。取引履歴やデータを分散して保存・管理することで、データの不正な書き換えや改ざんの防止へとつながるのです。

そして、そんなブロックチェーンに目をつけ、ブロックチェーンを用いたプラットフォームを本格的に導入して始めたのがインド。ここでは、インドがブロックチェーンを導入することで何が変わるのか、徹底解説していきます。

インドでは仮想通貨取引がご法度、だが……

ブロックチェーンは、ビットコインのような仮想通貨システムの根幹にして、一種の象徴的な存在だと言えるでしょう。ブロックチェーン自体、その出自はビットコインのホワイトペーパーを基にしていることからもそれが伺えます。

しかし、今回ブロックチェーンを導入したインドでは、そのルーツたる仮想通貨の取引が禁じられているのです。その明確な理由ははっきりと分かっていませんが、一説にはマネーロンダリングなどに代表される犯罪目的への使用を断ち切りたいから、なのだとか。

このように、仮想通貨に対しては否定的な考えを持つインド政府ですが、ブロックチェーンそのもの自体の導入には前向きなのだから、不思議なものですね。

今般、IT革命によって急激な近代化を見せているインドでは、データの改ざんや不正アクセスなどが大きな問題となっています。インド政府としては、ブロックチェーンの高度なセキュア性をもってこういった問題に対処したいと考えているのではないでしょうか。

インドはどのような分野にブロックチェーンを導入するのか


インドがブロックチェーンを導入するとはいっても、いったいどのような分野に導入されるのか、気になるところですよね。そこで、今後インドがブロックチェーンを導入する予定の分野について、調査してみました。

まず初めに挙げるのは、インド南部にあるケララ州における食料流通への活用例です。ケララ州では、食料の配給・流通の供給ネットワークを効率化すべく、ブロックチェーンなどといったIoT技術の導入を決めています。

このプロジェクトを進行するケララ州のシンクタンク「開発イノベーション戦略評議会(K-DISC)」の説明によると、供給ネットワークの各要素に識別番号を割り振ることで、各食料の品質、生産地、出荷などをすべてブロックチェーンで管理出来るようになるのだとか。

さらに、ケララ州では農作物保険制度にもブロックチェーンが活かされるようになります。保険内容や保険金などの改ざんや書き換えが出来なくなることで、農業を営む人達にとって農作物保険制度はより安全安心なものになるでしょう。

そして、ブロックチェーンは食料関連だけに活用されるわけではありません。インド南東部に位置するアーンドラ・プラデーシュ州では、DNAデータの保存と管理にもブロックチェーンが導入され始めているんです。

「Shivom」と呼ばれるブロックチェーンをベースとしたDNA管理システムを採用することで、各個人のDNA情報をセキュアに保ちながら保管可能に。これにより、各個人へのオーダーメイドな薬を開発することなどが可能になります。

ちなみに、Shivomとはインドのアーンドラ・プラデーシュ州とインド政府が深く関わっているDNA関連のICOトークンでもあります。詳しくはShivomの公式サイトをご参照あれ。

公式サイト:Shivom: Empowering The Next Era Of Genomics, Blockchain & Precision Medicine

インドがブロックチェーンで目指す未来とは

このように、積極的なブロックチェーンの導入を進めているインド。それでは、インドはブロックチェーンを導入することで何を目指しているのでしょうか?

もちろんその答えは明確になってはいませんが、おそらく透明性と利便性という二点を目指している、と言えるのではないでしょうか。

上記の通り、ブロックチェーンを導入することで、書き換えや改ざんを防ぎ、不正を防止できるようになります。インド政府はこのブロックチェーンの導入で、より透明かつ便利な世の中を目指している――そう考えれば、何ら不自然なことはありませんよね。

ブロックチェーン技術は、今後様々な分野に応用がなされていくことでしょう。食料や医療の分野だけでなく、不動産や物流など、さまざまな分野へと発展していけば。よりよい社会への一歩が拓けていくかもしれませんね。

おわりに

ブロックチェーン技術はインドだけに限らず、世界全体に浸透しつつあります。ブロックチェーンが本格的に導入され出せば、透明性を維持したままデータの管理と保存が行えるだけでなく、行政や企業などでのペーパーレス化が期待できるでしょう。

今後、どのようにしてブロックチェーン技術が広まっていくか、あるいは仮想通貨という狭い範囲でのものとして終わってしまうのか。その動向に注目したいところです。

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