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【図解】ビットコインのハードフォークとは?ソフトフォークとの違いをわかりやすく解説

2017-12-04

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「ビットコインが分裂」「ビットコインがハードフォーク」というニュースをよく耳にするかと思いますが、いまいちピンとこないですよね。そもそも分裂とは何なのか、ハードフォークが何かが分からない、という方が多いことでしょう。

そこで本記事では、ビットコインのハードフォークとソフトフォークとの違いをわかりやすく解説します。仮想通貨を扱うならハードフォークは知っておいたほうがいいので、理解しておきたい方はぜひ最後までお読みください。

ビットコイン分裂ってどういうこと?

ビットコインの分裂というのは、ビットコインから新しい仮想通貨が生まれるということです。ビットコインキャッシュやビットコインゴールドは、ビットコインからの分裂によって新しく生まれました。

分裂で生まれたこれらの仮想通貨はビットコインを冠しているものの、ビットコインと互換性はありません。ビットコインという名前を使っているのでややこしいですが、それぞれ異なる仮想通貨と考えてください。

ビットコインに限らず、イーサリアムなどの他の仮想通貨でも分裂は起こっています。仮想通貨が分裂する仕組みは、以下のフォークの解説を読むと理解できるでしょう。

フォークとは?

フォーク(fork)は英語で「分岐する」という意味です。食器のフォークと同じ単語で、フォークの先が分かれているように、仮想通貨が枝分かれするのをイメージしてみてください。

もともとフォークはソフトウェア開発用語で、ソフトウェアが分岐したり、既存のプロジェクトから新しいプロジェクトが立ち上がったりすることを指します。

仮想通貨もソフトウェア開発用語における意味と同じです。厳密にはブロックチェーンが分岐することをフォークと呼びます。

ただし、ハードフォークとソフトフォークでは分岐した後の動向が異なるのでその点には注意してください。ハードフォークとソフトフォークについては以下で詳しく解説します。

ハードフォークとは?

ソフトウェア開発用語におけるハードフォークは、「互換性のないアップデート」を意味します。仮想通貨のハードフォークもこの意味と同じです。

仮想通貨のハードフォークは、ブロックチェーンが「永続的に分岐する」ことを指します。永続的というのは、もとのブロックチェーンに戻らず、新しい仮想通貨が生まれるということです。

後ほど解説するソフトフォークでもブロックチェーンが分岐しますが、それは一時的なもので、永続的な分岐は起こりません。永続的な分岐か一時的な分岐か。これがハードフォークとソフトフォークの大きな違いです。

ハードフォークではブロックチェーンに新仕様を適用した後、新しいブロックチェーンとして独立します。元のブロックチェーンとは互換性がなく、再び合流することはありません。

では、ブロックチェーンのハードフォークが起きるとどのようになるのか、図で見てみましょう。

ハードフォーク-図解

こちらの図ではハードフォークによってブロックチェーンが分岐し、仮想通貨Bという新しい仮想通貨が生まれています。ハードフォークは永続的な分岐であるため、新仕様と旧仕様の互換性はなく、新しいブロックチェーンは元のブロックチェーンに戻ることはありません。

ただし、ハードフォークが行われても分裂しない例もあります。

たとえば、ビットコインキャッシュは2017年11月13日に難易度調整アルゴリズム変更のためのハードフォークを行いました。このハードフォークではブロックチェーンが分岐したものの、新しい仮想通貨は生まれていません。

なぜビットコインのハードフォークが行われるのか?その理由はいくつかありますが、ビットコインキャッシュの例が分かりやすいでしょう。ビットコインキャッシュの特徴は別記事で解説していますので、こちらをご参照ください。

今後の動向が注目されるビットコインキャッシュとは?ビットコインとの違いを解説

ソフトフォークとは?

ソフトフォークは「一時的に分岐する」ことを指します。一時的にブロックチェーンが分岐するものの、永続的な分岐は起こりません。分岐中は新仕様と旧仕様のいずれも有効となりますが、ブロックチェーンは長いほうを優先するため、最終的にはどちらかの仕様が採用されます。

ソフトフォークでも分岐は起こるものの一時的であるため、ハードフォークのように仮想通貨が分裂したりしません。ソフトフォークは過去に何度も行われていますが、仕様変更による大きな影響はないと考えられます。

では、ソフトフォークを図で見てみましょう。こちらは新仕様を採用する場合のソフトフォークの例です。

ソフトフォーク-図解

上記の図ではソフトフォークで一時的な分岐が起こったものの、新仕様へと収束しました。ハードフォークと違って新仕様と旧仕様の互換性があり、分岐が起こっている間は新旧どちらの仕様も有効となります。

反対に旧使用が採用されることもありますが、いずれにしても永続的な分岐は起こりません。これがソフトフォークです。

ビットコイン分裂の現状

2017年12月現在、ビットコインからハードフォークして生まれた仮想通貨は、ビットコインキャッシュ、ビットコインゴールド、ビットコインダイヤモンドの3種類があります。ビットコインからのハードフォークで生まれた仮想通貨はアルトコイン扱いになりますが、ビットコインを含めればビットコインを冠する仮想通貨は4種類ですね。
 ※アルトコインはビットコイン以外の仮想通貨の総称

それ以外にもビットコインプラチナム、スーパービットコイン、ビットコインウラン、ビットコイン・シルバー、ビットコインキャッシュプラスといったハードフォークが予定されています。ハードフォークが中止されることがありますが、ビットコインのハードフォークが乱立している状況です。

中でもビットコインキャッシュは2017年12月時点でリップルを抜いて時価総額3位にまで上昇し、非常に大きな注目を集めています。しかし、仮想通貨自体が黎明期であるため、5年後、10年後にどの仮想通貨が生き残っているのかを見極めるのは難しいといえるでしょう。

ビットコインのハードフォークは仮想通貨市場における大きな出来事で、ビットコインの価格にも影響します。まだビットコインを超えるアルトコインは登場していませんが、ビットコインはスケーラビリティ問題がネックとなって時価総額1位の座が脅かされるかもしれません。

おわりに

ハードフォークとソフトフォークの違いは理解していただけたでしょうか?難しく感じるかもしれませんが、ソフトフォークでは分裂が起きない、ハードフォークでは分裂が起きると解釈しておいて問題ないでしょう(分裂が起きないハードフォークもありますが)。

ハードフォークを理解しておくと、仮想通貨の投資にも役立つと思います。仮想通貨を扱うなら、特にビットコインのハードフォークには要注目です。

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